ミュージカル『「黒執事」-The Most Beautiful DEATH in -The World-千の魂と堕ちた死神』が17日、東京・赤坂ACTシアターで初日公演が行われ、満員御礼となった。
本公演は2009年5月に初の舞台化。10年5月には2作目が東京、愛知、大阪の3都市で上演し、連日満員となる人気ぶり。前2作に引き続き執事・セバスチャン役を演じるのは松下優也、その主人である若き伯爵・シエルは、若手俳優・田中偉登が挑む。そのほかにも佐々木喜英ら豪華若手キャスト陣の夢の競演が実現した。
舞台は、光を使った演出が驚きを与え観る者を一気に『黒執事』の世界観に引きずり込む。原作そのままのゴシック感の中、ダンスのクオリティは目をみはるものがあり、少しはずしたポップなナンバーでも出演者陣のキレのあるダンスは見事の一言だ。
ほかのミュージカルよりもファンの一体感が高い。キャラクターの登場や歌唱ごとに、ファンからの温かい拍手が多く、その温かい雰囲気は、キャスト陣の演技にさらに活力を与え、ハードな殺陣シーンも高いテンションを保ったまま演じきる様子が見受けられた。
原作の決め台詞も数々聞けるなど、熱狂の約2時間半のミュージカル『「黒執事」-The Most Beautiful DEATH in -The World-千の魂と堕ちた死神』は5月17~26日、大阪・梅田芸術劇場メインホールにて6月8、9日で上演!
■詳細情報原作:柩やな
脚本・構成・作詞:岡田麿里
演出・構成:福山桜子
音楽:岩崎琢
作詞・作詞監修:森雪之丞
公式HP:http://www.namashitsuji.jp/
■主要出演キャスト
セバスチャン・ミカエリス役:松下優也
シエル・ファントムハイヴ役:田中偉登
エリック・スリングビー役:良知真次
アラン・ハンフリーズ役:中河内雅貴
グレル・サトクリフ役:植原卓也
ロナルド・ノックス役:井出卓也
ウィリアムス・T・スピアーズ役:輝馬
バルドロイ役:鷲尾昇
フィニアン役:河原田巧也
メイリン役:松田沙紀
フレッド・アバーライン役:高木俊
シャープ・ハンクス役:寺山武志
葬儀屋(アンダーテイカー)役:和泉宗兵
ドルイット子爵役:佐々木喜英