俳優・大泉洋（40）が11日、都内で映画『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』（監督：橋本一／配給：東映）初日舞台あいさつを開き、松田龍平（30）、渡部篤郎（45）、女優・尾野真千子（31）、『ガレッジセール』ゴリ（40）、橋本監督とともに登壇した。
作家・東直己のススキノ探偵シリーズが原作。2011年9月に公開の際は大ヒット＆ロングランを記録し、公開1週間で続編の製作が決定するほどの人気を誇った。本作も変わらず探偵の大泉と松田演じる相棒・高田のコンビが活躍する。
行きつけのショーパブ“トムボーイズ・パーティー”の従業員でオカマのマサコちゃん（ゴリ）が、無残な撲殺死体で発見されたことから、友人だったマサコちゃんの死の真相を暴こうと動き出す探偵らの前に、謎の美女・弓子（尾野）が突然現れる。弓子の依頼で調査を本格的に始める探偵と高田だったが、そこには政治家（渡部）の陰がチラつきだすこととなり…。
「洋ちゃん！」と大泉に歓声が飛ぶなか、投げキッスで入場してきた大泉。雨男として知られている大泉なだけに、雨天の中来場してくれた観客へ厚くお礼を述べると、「前回の完成披露試写会も雨。5月11日も雨じゃないのといってたら、本当に雨でした。雨降っててやったと思いました。天が味方した？そうです！」と、さっそくマイペースにあいさつする。
しかし、雨男に異議を唱えたのはなんと橋本監督。自身が着ているジャケットをわざわざ新調したのに雨だったそうで、「ああ大泉さんのせいだな」と恨み節。これには大泉も「あとで（ジャケット）買ってあげるよ」と、苦笑いだった。
撮影について司会から「出演したメンバーと何かエピソードはありますか？」と、渡部に振ると、「別に、何も」と、“エリカ様”もちょっと彷彿とさせるようなクールな返答。「何もないってことはないでしょう？」と大泉が詰め寄ると、渡部は苦笑いしながら大泉へ「喋ればいいでしょう」と、丸投げする様子も。
全国をキャンペーンなどで周り、大泉は観客らから手応えを感じているようで、「自信を持ってお届けでいる作品になっていると思います」と、胸を張り、「観客のなかには大泉洋は嫌いだけどこの映画はおもしろいと言ってくれている人がいる…、ただ、そういう人は僕はあんまり好きじゃないですけど」と、ボソリと漏らし観客も爆笑。
しかし、大泉が“好きじゃない”人間は近くにもいたようで、ゴリが「入ってくるときに大泉さんが投げキッスしてたじゃないですか。尾野さんが、マイクが拾わない声で『迷惑やわ』って言ってました」と、暴露。司会が尾野へ「本当は大泉さんのこと本当は好きなんですよね？」とフォローしようとしたが、「そうでもないです」と即答し、またも観客が大爆笑することに。
そんな尾野へ、大泉は「前の1は（ヒロインだった）小雪さんとあいさつに立って、小雪さんは妊娠していましたけど、尾野さんはどうなんですか？」と、デリカシーなく尋ね、「いないですよ」と、返答していた。
ほかにも、大泉による壮大な“ウソ”予告も。「結末は違うものを3本用意していますので、今日観ていただいたのは学生バージョンです。ランダムでやってますので、誰が犯人か分からない。あっさり高田がぬという回もありましてスタッフ的には人気があります」と、言うと観客は沸く。
真面目なPRとしては、実は尾野真千子の演奏シーンで大泉の両親が出演していたことや、「全部分かって最初から観ると違って見えるので2回、3回と観ていただければ」と語り、選挙演説風に「大泉洋を男にしてください！エイエイオー！！」と熱烈PRしていた。
映画『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』は11日より全国公開！
