お笑いコンビ『ウッチャンナンチャン』の内村光良(48)、『ドランクドラゴン』の塚地武雅(41)、俳優・星野源(32)が14日、東京・渋谷のNHKでコント番組『LIFE!~人生に捧げるコント~』(総合テレビ)取材会を開いた。
昨年、BSプレミアムで昨年9月と12月にパイロット版が放送されたコント番組『LIFE!』がいよいよ6月18日午後10時から不定期で年10回ほどの48分のレギュラー放送化が決定。『人生』をテーマとしており、毎日を懸命に生きようとするからこそ突き当たる人生の“可笑しさ”や“哀しさ”を、さまざまな設定やキャラクターのオムニバスコントでつづる。3人のほかにも、引き続き女優・西田尚美、石橋杏奈、お笑いコンビ『ココリコ』田中直樹、さらに、『我が家』の坪倉由幸、俳優・塚本高史らが出演する。
黒幕で覆われたスタジオでの会見となり、スタートすると内村と星野が“探査艇”に乗り黒幕を割って登場。この大道具セットはNHKスペシャルで16.8%の視聴率を誇った、『深海の超巨大イカ』特集のダイオウイカをパロディーにしたコントに使われるそうで、海中600メートルの巨大深海生物を追う博士(内村)とその操縦士(星野)という役どころなのだとか。不思議な格好をした塚地は“謎の巨大深海生物”という設定という。
内村は登場シーンに「高校の文化祭を思い出しました。頑張りたいと思います」と笑顔を見せ、熱気と手応えを感じているよう。そんな内村との共演に、塚地は、「ちっちゃいころから見てた好きな芸人さんで夢のようですし楽しいですし、それなのにこんな格好で申し訳ないなと。コントって楽しいなと思ってもらえるようにしたい」と、力が入る。
星野は「コント番組に初めて出るのが内村さんと一緒というので夢のようです」とテンションが上がっている様子も。さらに、昨年12月にくも膜下出血の手術を受けていた星野だが、闘病中にパイロット版を観たようで、「笑いは病気を治すんだなというのを感じました」と、内村へお礼を述べ、「笑いでいろいろな人を元気づけたり、笑わせたり、僕もかかわっていきたい」と、気合を入れた。
報道陣からは、塚地へ「深海生物はどういうテンションでやっている?」と、質問が飛び、「みなさんが見たままのスペシャルな形。日常に根付いたリアリティーのあるコントと聞いて参加しているんですけど、どう考えても非日常の感じ。この格好を見る限り飛び道具っぽいです」と、話し笑わせつつ、「僕の中では大勝負といいますか、なかなかないようなキャラクターをやらせていただいていますので、ダイオウイカの数字(視聴率)を超えてやろうかなという気持ちはあります。ほかの番組でもすごいコントやるらしいと言われていて、この深海生物が独り歩きしている。その分力いっぱいやらせていただいてます」と、自らにプレッシャーをかける。
内村もその発言に乗っかり、探査艇などの大道具にお金がかかっていることを挙げつつ、自身初のNHKレギュラー番組となることに「莫大な費用がかかっています。深海巨大生物、スベるわけにはいかないんです!プレッシャーが半端ない」と、ハードルをさらに上げていた。
ほかにも、番組でどんなコントをしてみたいのかという質問に、内村は「『あまちゃん』のパロディーかな。能年玲奈ちゃんいいですよね。あと、『おじさんと一緒』というのをやらせていただければ」と、構想を挙げると、星野は「『歌のおじさん』とかいたら面白そうですよね」と、楽しげにうなずく。
その星野は「ヅラをかぶってみたい。ヅラがかぶれれば何でもいいんですけど。夕方くらいにやってた海外ドラマのフルハウスとかアルフとかのコントをやってみたい。あれヅラもかぶれたので」と、何度もヅラをリクエストし、報道陣を和ませていた。
コント番組『LIFE!~人生に捧げるコント~』は6月18日午後10時より48分でNHK総合でレギュラー放送スタート!