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演劇研究の第一人者・河竹登志夫さん死去

 歌舞伎を中心とした演劇研究の第一人者として知られる早稲田大名誉教授で文化功労者の河竹登志夫さん(本名・俊雄)が6日午後0時28分、心不全のため都内の病院で亡くなった。88歳だった。

 河竹さんは、江戸末期から明治にかけて活躍した狂言作者・河竹黙阿弥のひ孫にあたり、早大演劇博物館館長などを務めた河竹繁俊を父に持つ。

 8日付の日刊スポーツ、スポーツニッポン、デイリースポーツ、スポーツ報知、サンケイスポーツ、東京中日スポーツ各紙が報じており、河竹さんは日本の伝統演劇を西洋演劇と対比する比較演劇学の分野を開拓し、日本演劇学会会長などを歴任した。

 葬儀・告別式は10日午前11時半から東京都港区の青山葬儀所で営まれる。

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