アイドルグループ『HKT48』が27日、東京・日本武道館で『AKB48グループ臨時総会~白黒つけようじゃないか!~』の3日目に登場した。
女性アイドルグループ最速となるCDデビューから、わずか39日目で日本武道館のステージで、単独公演を行ったHKT48。平均年齢15.1歳と若さを爆発させ、大きなステージを駆け回った。MCでは、“さっしー”こと指原莉乃(20、チームH)が中心。“なつみかん”こと田中菜津美(12、チームH)とのトークでは、「貧乳」に悩むさっしーが、「胸を大きくするブラを買った」と告白。その結末は…
名古屋、大阪、博多、そして秋葉原と全国に4つあるAKB48グループによる“対抗戦”。25日に先陣を切り、SKE48、NMB48に続き、3日目となる27日の昼公演に立ったHKT48は、AKB48プロジェクトの国内4番目に誕生した“末っ子”のグループ。2011年10月23日、西武ドームで開催されたAKB48の握手会イベントにおいて、第1期生21名が初披露。11月26日、HKT48劇場(福岡県中央区地行浜のホークスタウン内)にて、「手をつなぎながら」劇場初公演を行った。2013年3月20日 発売のデビューシングル『スキ!スキ!スキップ』(ユニバーサルミュージック)が1位と好調な滑り出しをした。
おなじみの学校のチャイムが鳴ると、「ウォー」と、歓声があがる。続いて、影ナレの“さっしー”こと指原莉乃(20、チームH)が諸注意事項を読み上げると、メンバーそれぞれの愛称を絶叫するスタンドのファンたち。
これまでの2日間と同じく公演前には、ステージ中央にドーム状になった布が張られている。さっしーが、「みなさーん、みなさん、みなさん、緊張してます。とはいっても初めてのコンサート、武道館、とっても楽しみにしています。物語の1ページ目を楽しんでくださいね」と、HKT48にとって初のコンサートが武道館の大舞台となる心境を。
「H・K・B・48~」のovertureが流れると、スタンドはいっせいに総立ちとなり、色とりどりのサイリュウムを振りながら、「あ~よっしゃいくぞー タイガー、ファイヤー、サイバー、ファイバー、ダイバー、バイバー、ジャージャー」「虎、火、人造、繊維、海女、振動、化繊飛除去」「チャペ、アペ、カラ、キラ、ララ、トゥスケ、ミョーホントゥスケー」と、いきなりの三連コール。
39名のHKT48のメンバー左右から飛び出してくると、『君のことが好きだから』の歌詞の語尾をご当地言葉にアレンジした『君のことが好きやけん』を歌い、続いて、1stシングルに収録されている『お願いヴァレンティヌ』、ご当地の名所や地名が入った『HKT48』と、ならではの曲を3曲連続で歌い、会場をHKT色に染めていく。
メンバーは、「緊張で、ドキドキしたけど、たくさんのお客様がいてくれて。初めてのコンサートが武道館だとは思っていなかったので、ありがとうございます」と、第一声。
さっしーが、「はじまりましたーHKT48です」とあいさつし、他のメンバーがそれに続き、深々とあいさつ。すると、さっしーは、「あとは若い皆さんにお任せします」と、ステージを降りる(着替えのため)。14人のこる。
“あーにゃ”こと村重杏奈(14、チームH)が、「一発ギャグをやります」と、センターへ。あーにゃが、「ここはどこー」と言うと、会場から「武道館」と呼応。すると、頭の上で手を合わせ、おにぎり山みたいな三角形を作る(おそらく、武道館の象徴でもある“大きな玉ねぎ”を表したんだと思われる)。
メンバーからは、「誰でも出来るじゃない」との声が。それでも、「みんなでやる?」と、全員でやると、「東京まで来てすることではないよね~」「もっと地元で煮詰めよう」と、徐々に緊張もほぐれ、いつものペースに。
“まいちゃん”渕上舞(16、研究生)は、「39人全員でやるステージを夢見ていた」といい、メンバーからも、「一番下の妹分なので、みなさんをドキドキさせてしまうかもしれないですが、よろしくお願いします」と、初々しいコメント。
M04 渚のcherry (指原莉乃、山田麻莉奈、岡田栞奈、谷真理佳)
M05 となりのバナナ (田島芽瑠・朝長美桜)
M06 逆転王子様 (多田愛佳・若田部遥・植木南央)
M07 狼とプライド (本村碧唯・宮脇咲良)
M08 残念少女 (兒玉遥・熊沢世莉奈・田中菜津美)
M09 炎上路線 (村重杏奈・中西智代梨)
M10 Blue rose (下野由貴・松岡菜摘・穴井千尋・森保まどか)
M11 制服のバンビ (兒玉遥・指原莉乃・宮脇咲良)
M12 わがままコレクション (秋吉優花・朝長美桜・山田麻莉奈・本村碧唯・渕上舞・村重杏奈)
9曲続けて、ユニットで披露した後、さっしーと、“ちょり”中西智代梨(17、チームH)に2期生数名が登場。ちょりから、「東京と福岡の往復でつかれているのは分かるんですけど、床で死んだように寝るのはやめていただきたい」と、さっしーに注文がつく。そのさっしーと2期生(研究生)が、あまり接点がないため、2期生からの質問コーナー。
“あすか”こと冨吉明日香(15)は、「佐藤亜美菜さん(22、AKB48チームK)に憧れているけど、私はお笑い系。王道アイドルになりたい」というと、さっしーは、「佐藤亜美菜は王道ではありません」と、キッパリ。だが、「私はわからないから」と、本人も王道アイドルではないと認める。
M13 今がイチバン (うまくち姫-穴井千尋・熊沢世莉奈・兒玉遥・指原莉乃・田中菜津美・中西智代梨・松岡菜摘・森保まどか・安陪恭加・今田美奈・坂口理子・谷真理佳)
M14 片想いの唐揚げ (あまくち姫-多田愛佳、宮脇咲良、村重杏奈、本村碧唯、若田部遥、秋吉優花、梅本泉、田島芽瑠、田中優香、深川舞子、朝長美桜、山田麻莉奈)
M15 キレイゴトでもいいじゃないか?
M16 タンスのゲン (タンスがセットされる)
M17 ロックだよ、人生は… (チームH+渕上舞)
M18 10年桜 (チームH +渕上)
M19 マジすかロックンロール (チームH +渕上舞)
M20 RIVER (研究生)
M21 メロスの道 (研究生)
M22 回遊魚のキャパシティ (チームH +渕上舞)
M23 言い訳Maybe (全員)
独り言が多いさっしーの悩みを“なつみかん”こと田中菜津美(12、チームH)が解決するというコーナー。
1つめ「貧乳」。なつみかんが、「胸ないんです。ネタとして言ってきているけど、ある程度あるんじゃないか」と、思っていたそうだ。さっしーが、HKT48に移籍したのは19歳で、「アダルトだからね」とさっしー。なつみかんが、「ちょっと膨らみぐらいはと思ったんですけど、どっちが背中かわからない」とズバリ。
さっしーは、「この前、お店に行ったとき、胸を大きくするブラを買ったの。寝てる時でも自然に谷間を作れるというの。大きくするためのブラがブカブカだった」と、自虐的に暴露した。なつみかんの答えは、「豆乳を投入するしかないよね」と、ギャグ。会場が爆笑に包まれる。
2つめ「後輩にナメられる」。なつみかんが、「ナメるよー」というと、さっしーは、「田中からメールが来ていて、後で返事しようとして忘れちゃったの。翌日に、田中に合った時に、『なんで返事くれないの?』と言われ、『おーい』と、呼びかけて、そしたら思い出すからって伝えたら、『おい』って入ってた」
これに対してなつみかんは、「『おーい、返信してくださいよー』と言ったら、また、忘れるでしょ、この人」と、バッサリ。結論も、「ムリなんじゃないの」と、突き放したものだった。
3つめ「める(“める”田島芽瑠・13)が子供すぎる」。さっしーは、「ほんとうに子供で、学校好きみたいで、その理由を聞いたら、『だってシーソーがあるもん』と。1人で、片方側に座って、バンバンやるそうなんですよ。友だちもいて、一個一個で、競争している」と。それを聞いたなつみかんは、「低学年以来やっていない」と、呆れ顔。
さらに、さっしーは、「レッスンの靴が子供なの。(と、画像を紹介。見た目は普通の靴)ベリベリって剥がれるマジックテープ式の靴で、足が早くなる靴なんだって。『足が早くなる靴なんですー』って」と、困り顔。なつみかんは、「小3で卒業した。(解決方法は)私が叩きのめしてあげる」だった。
さっしーは、「田中は中一で、全てをわかっていて。さっきの『“豆乳を投入”。はいここで爆笑とかいうの』。その通りになってるけど」と、綿密な打ち合わせがなされるという。夏みかんは、「いま段取り通りいっているから、本当に調子いいの」と、ニッコリ。
と、持ち上げておいて、さっしーは、最後に、「なつみかんが、どう楽屋で過ごしているのか。盗撮しました。(画像を公開。椅子にぐた~と座って、またひろげながら、水をラッパ飲みしている画像)。ヤバイでしょ」と、オトす。
<後編へ続く>