俳優の大沢たかお(45)が22日、東京・新宿ピカデリーで行われた映画『藁の楯(わらのたて)』(監督:三池崇史/配給:ワーナー・ブラザース映画)レッドカーペットに女優の松嶋菜々子(39)、藤原竜也(30)、岸谷五朗(48)、伊武雅刀(64)、永山絢斗(24)、三池崇史監督(52)と登場した。
第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門へ公式に選出されることになった同作。松嶋をエスコートしながらレッドカーペットに現れた大沢は「正直こういうエンターテインメント作品が(カンヌに)選ばれるということがあまりなかったのでビックリしてます」と驚きながら「みんながどういう風に観ていただくのか、今からすごく楽しみです」と喜びを語った。
大沢とともに凶悪犯を護送する任務に就くSPを演じた松嶋はブルーのロングスカートの艶やかな装いで「世界中の方に観ていただけるのでとても嬉しく思いました」とにこやかに語った。日本中から命を狙われる極悪犯を演じた藤原も「国境を超えて多くの人に観ていただける」とキャストたちがそれぞれ語る中、伊武は「“カンヌ無量”です」と力強く語り笑いを誘った。
三池監督とともにカンヌの地に行く予定という大沢は「これをひとつのステップに、よりひとりでも多くの人にこの映画を知ってもらえて足を運んでもらえるとすごく嬉しいです」と意気込んだ。
同作は映像化が難しいと言われた作家の木内一裕の同名の原作を三池監督が映像化。「この男を殺してください。御礼として10億円お支払いします」――孫娘を殺害された大富豪が全国の新聞に打ち出したショッキングな広告により、日本中の欲望が一人の殺人犯に注がれる。九州で自首した清丸国秀(藤原)を東京まで1200キロ移送することになったSP。しかし、彼らの前には清丸の命を求める国民が殺到する…かつてないスケールで描かれた衝撃の問題作がいよいよスクリーンに。
4月26日新宿ピカデリーほか全国ロードショー!