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鈴木亮平、マニアックなヒーローの肉体美を“デ・ニーロ・アプローチ”で構築

鈴木亮平、マニアックなヒーローの肉体美を“デ・ニーロ・アプローチ”で構築
「これがクールジャパン!これが映画!」と、ポーズを決める鈴木亮平(右)

 俳優・鈴木亮平(29)が13日、都内で行われた主演映画『HK/変態仮面』(監督:福田雄一/配給:ティ・ジョイ)の初日舞台あいさつに、女優・清水富美加(18)、俳優・ムロツヨシ(37)、安田顕(39)、福田監督(44)、原作者のあんど慶周氏(44)とともに登壇。

 1992年に『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載された漫画家・あんど慶周氏によるコミック『究極!!変態仮面』の実写化。ドMの刑事とSM女王の間に生まれた高校生・色丞狂介(鈴木)が女性用下着を被ると、人間の潜在能力を100パーセント開花させたスーパーヒーロー・変態仮面に変身。悪人に立ち向かっていく姿を描く。

 脚本協力で参加している俳優・小栗旬(30)が映画化を熱望したとして、話題を集めていた本作。朝の舞台あいさつにもかかわらず、超満員となった会場内には女性の姿も数多く、中には変態仮面コスプレをした人の姿も多く、「朝から、こんなに集まってくれて、ある意味みなさんも変態ですよ」と、登壇陣を大喜びさせていた。

 福田監督は、「自分ではめちゃくちゃ面白いと思ってはいるんですが、反面、申し訳ないという気持ちも。どんな人が見てくれるのかとものすごく不安だったので、女性のお客さんもたくさんいらっしゃいますね。今までで一番うれしいかも。舞台あいさつにこんなにしどろもどろになるのは初めて」と、テンションが高まり、笑いながら第一声。

鈴木亮平、マニアックなヒーローの肉体美を“デ・ニーロ・アプローチ”で構築

 原作者のあんど氏も、「まさかの、奇跡の実写化だと思います。自分がびっくり。なぜここに立っているのか不思議な気持ちです」と、感無量の様子であった。

鈴木亮平、マニアックなヒーローの肉体美を“デ・ニーロ・アプローチ”で構築
1年で鶏肉を400羽くらいは食べて肉体美を作り上げた

 原作の大ファンという小栗に、「彼以外に変態仮面は考えられない」と、言わしめた主人公・色丞狂介を演じた鈴木は、身に着けているのは、顔を隠すパンティと股間を隠すパンツだけというほぼ全裸。しかし、その肉体は、プロの格闘家を思わせるほどの超筋肉質。この肉体美を再現するために、体重を15キロ増量してから脂肪をそぎ落とすという、アスリート並みの肉体改造を1年以上にわたって敢行。

 高カロリーの食事とともに、「体作りのためにいつも鶏肉を食べていました。きっと1年で400羽くらいは食べました(笑)。その反動で、撮影が終わったら、鶏が一切ダメになり、1度も食べていないです。(食事も偏っていたので)友達も減っていきました」と振り返った。

 一番難しかったのは、「お尻」だそうで、「締まりすぎてもあれだし、迫力があって、弾力もあって、触りたいと思わせるものを、と。脂肪量のコントロールが難しかった」と熱弁。

この“デ・ニーロ・アプローチ”のような、不断の努力によって完成した肉体美には原作のあんど氏も、「最初は心配だったが肉体は完ぺき。マンガから飛び出したような感じでしたね。ストイックにバカを演じてくれてありがとうございます」と、お墨付き。

鈴木亮平、マニアックなヒーローの肉体美を“デ・ニーロ・アプローチ”で構築
撮影初日の1発めのカットで「仮面ラ」まで言ってしまった

 ヒロイン・姫野愛子役には、『仮面ライダーフォーゼ』のヒロイン役で、熱烈なファンを獲得した清水富美加。正統派ヒーローのヒロイン役から、一転、18歳の乙女には刺激が強すぎるような超マニアックなヒーローのヒロイン役となったが、場内を見渡し「われらが女子も来てくれてうれしく思います。この映画を見て変態になってください」と、訴えるなど、すっかり、ワールドに染まっていた。

 鈴木の筋肉美を目の当たりにして、「申し訳ないけど、もう、こっちがエクスタシーでした。いつ『フォー!』と言ってもおかしくないくらいの感じだった。人間国宝級(のボディー)でした」と、姫野になりきったかのような、うっとりした表情で振り返った。

 その後も、劇中で変態仮面と変態合戦を行う謎の教師役の安田の事務所社長が「顕ちゃんは変態なのに変態の役が今まで来なかった。やっと変態の役が来て良かった」と、喜んでいたとバラされると、安田は「乳首が取れそうになるくらい痛かった。それも(映画は)つながりがあるので、片方だけなんですよ」と、劇中で乳首をこすり過ぎたという話など、HKファンにはたまらないマニアックな爆笑エピソードの数々を披露。

 4月9日には、台湾で開催中の台湾ゴールデンホース・ファンタスティック映画祭でプレミア上映された。現地を訪れた鈴木と福田監督は、『アイアンマン3』のポスターの横に『変態仮面』のポスターが並ぶというチン現象に、「いいの?」と、監督も大興奮。さらに、「変態仮面ラッピングカー」120台が台北市内を走行することも明かされた。

鈴木亮平、マニアックなヒーローの肉体美を“デ・ニーロ・アプローチ”で構築
客席に向かって女性用下着を撒く登壇者たち

 台湾、香港での公開決定が決定したほか、世界中の10近い映画祭からオファーが殺到しているという。鈴木は、「撮影中、僕が『世界に通じるものにしたい』と話したら、福田監督も『俺も完全に同じことを考えている』と言ってくれた。世界に向けて、これがクールジャパンだと言える作品になりました」と感激しきりだった。

 あんど氏から直筆の似顔絵、福田監督から鈴木の実際の体を3Dスキャンして制作されたフィギュアをプレゼントされると、「まさか自分の顔を書いてくれるとは、感動してます。フィギュアは、エロいですね」と満面の笑みを浮かべていた。

 最後は登壇者たちから客席に下着のおひねりがまかれ、「受け取った人は、被って写真に映りましょー」と、まさかの展開に。男性ばかりか女性客までも、喜びながら、おそらく一生に一回であろう、“変態行為”を堂々と楽しんでいた。

 鈴木は、「これがクールジャパン!これが映画!」と、力を込めて、変態ポーズを決めてアピールした。

 同映画は、4月13日より全国12館で公開。次週以降から拡大公開することも決定しているという。翌週には、さらに拡大上映されることが決定している。

 

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超マニアックなヒーローを演じた鈴木亮平
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ヒロイン・姫野愛子役の清水富美加


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謎の教師役の安田顕
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紅游高校空手部主将役のムロツヨシ


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福田雄一監督
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原作者の漫画家・あんど慶周


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超マニアックなヒーローのヒロイン役の清水富美加
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笑いの絶えない舞台あいさつだった


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「チクビをこすりすぎて痛かった」と安田
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エピソードを語るムロツヨシ


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観客の中に変態仮面のコスプレーヤーを見つけ・・・





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