俳優で歌手の“マツケン”こと松平健（59）が13日、全国で還暦を迎える人の代表として“いきいき活躍している著名人”に贈られる『第6回 ハッピーローズ・アワード』を受賞し、都内で行われた授賞式に出席した。
花キューピッド協同組合が主催するイベント『フラワードリーム2013 in東京ビッグサイト』の一環として、“60歳以上のあの人にバラを贈る”をテーマに開催された同授賞式。お祝い、感謝の気持ち、これからの声援を込めてバラの花を贈ることを“Enjoy60！Happy Rose”とし、なかでも60歳の還暦では赤いバラを贈ることを提案している。
今年11月に還暦を迎える松平は、60本の赤いバラの花束『ハッピーローズ・セレクション』を贈られると「60を過ぎてこうして賞をいただけるなんてたいへんビックリしておりまして、たいへんうれしい限りです」と照れ笑い。「平均寿命は83歳といわれておりまして、まだまだこれからという気持ちでおりますので頑張っていきたいと思います」と力強く語った。
バラは「一番好きな花です」と喜び、「人間は120歳まで生きるともいわれていますし、60歳は折り返し地点。まだまだこれから新たな気持ちで頑張れる年だと思いますので、60歳を過ぎても頑張っていただきたい」と呼びかけると会場から笑い声と大きな拍手が起こった。
新曲『日本人応援歌』、『マツケンサンバII』を歌い、プレゼンターを務めた同組合の佐藤慶喜会長に「サプライズといってはなんですが。花キューピッドさんも60周年ということで、花束を持参しました」とお返しをプレゼント。佐藤会長が同い年と知ると驚いた表情を浮かべ、笑顔で祝福した。
授賞式後に、あらためて感想を聞かれると、「年男で、巳年なものですから、脱皮の年ともいいますし一皮むけてまた頑張りたい」と意気込み。「新しいことというか、いろいろ何でも挑戦できたらいいなと思います。昔ながらのホームドラマの親父役みたいなのをやりたい。60歳を過ぎたら今までやれなかった役もやれるんじゃないでしょうか」と意欲をのぞかせた。
愛息から花はまだもらったことがないといい、「今は似顔絵を描いてくれています」とパパの顔。若さの秘けつについて「毎日40分～1時間のウォーキング。学校へ送って、そのあととか（息子が）寝ているときに歩いたり」とアクティブ全開。また長男は「今はロビっていう毎週つくっていくロボットに夢中。教えられるのが嫌いで、何でも工夫してやってます」と目尻を下げた。
芸能界や俳優業より「今のところはヒーローものかな。『暴れん坊将軍』は時代劇チャンネルで観ています」と笑わせ、芸能界入りには「今は何とも言えない。いろんなことをやらせて、そこから自分で選んでもらいたい」と教育方針を明かした。もし同じ道を選んだ場合も「全然大丈夫。（父としてのバックアップは）あんまり関係ないと思っているけど」と期待。松平自身も「来年40周年を迎えるので、それに向けて計画しています。喜んでいただけるものができると思う」と自信をのぞかせていた。
