お笑いコンビ『アンタッチャッブル』の“ザキヤマ”こと山崎弘也(37)が11日、都内2ヶ所を巡って行われた講談社主催の『東宝 昭和の爆笑喜劇DVDマガジン』バカ売れ御礼!爆笑ツアー記者発表会に出席した。
相方・柴田英嗣(37)が約1年間の休業から復帰後、いまだにコンビとして活動をしていないが、柴田とは「ちょいちょい会っている」ことと、コンビ“再開”にむけても前向きな発言をした。
「昭和の爆笑喜劇」の宣伝ツアーというだけに、新宿・歌舞伎町に唯一一つだけ残るキャバレー『ニュージャパン』から“サラリーマンの聖地”新橋SL広場での“爆笑”演説を行った。
第一部のキャバレーでは、ダンサーによるレビューショーに続き、昭和のキャバレー『スーダラ』の支配人となって登場したザキヤマは、紫のスパンコール付きのジャケットで登場。植木等さんの『スーダラ節』を歌唱。客席からも手拍子が起こるノリノリの状況。
同マガジンは、昭和30~40年、高度成長期の日本の源になったのが国民的映画として人々を爆笑の渦に巻き込んだ『東宝喜劇』シリーズ。その中から、ジャズ・バンドにしてコメディアングループとしても才能を発揮した『クレージーキャッツ』の「無責任」「日本一」シリーズ、森繁久彌「社長」「駅前」シリーズ、藤田まこと、白木みのるの「てなもんや」シリーズ、萩本欽一・坂上二郎の「コント55号」シリーズなど、選りすぐりの50作をDVDに収録した解説付き。
報道陣から、「平成の無責任男?」と問われると、「ただの男ですよ。無責任なところは、台本読んでいるフリをするというところですかね。決して“読まない”という攻撃的でない」と、自嘲気味に語った。
クレージーとの面識は、「僕が『かくし芸大会』に出たときに、植木さんが審査員で来ていたぐらいです。殿上人ですから。映像でしか存在したことを知らないです。ドリフターズの先輩ということで、上には上がいると。芸能界の始まりみたいな方たちですからね」と、恐縮しきり。
植木さんの有名なセリフにひっかけて、「分かっちゃいるけどやめられない」ものを問われると、「つけ麺。コレステロール関係がやばいのは分かっちゃいるんだけれど」と、自分の腹回りを示しながら、「ちょっとした休憩時間にいっちゃう」と、語って、笑いを誘っていた。
また、相方・柴田英嗣(37)が約1年間の休業から復帰後、いまだにコンビとして活動をしていないが、「ちょこちょこお会いしている。この間も、動物がどうのっていうの出したときに。『儲かってる?』といういやらしい話にね」と、苦笑い。さらに、今後のコンビでの活動については、「もちろん、頑張らせていただきます」と、前向きに語った。
このあと、ザキヤマは、新橋へ移動し、支配人から宣伝部長へと肩書を変え、「“そのうち何とかな~るだ~ろ~う”と、野となれ山となれと働いてこられ、アベノミクス、金融緩和で景気低迷に“ハイソレマ~デ~ヨ”と、サラリーマンの皆さまにも、いよいよ追い風が吹いてきているのではないでしょうか。そんな追い風ビュービューの今、もっともっとサラリーマンに元気になっていただきたい」と、『クレージーキャッツ』植木等さんのギャグを織り交ぜながら、道行くサラリーマンにPRした。
同DVDマガジンは、2013年4月9日発売の創刊号から隔週で発売され、全50巻の予定。
創刊号790円(税込)、通常号1590円(税込)で絶賛発売中。