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作家・佐藤亜有子さん1月に亡くなっていた…小説「ボディ・レンタル」など

 作家・佐藤亜有子(本名:平亜有子)さんが1月5日、睡眠薬とアルコールを併用したことによる急性薬物中毒のため都内の自宅で死去していたことが、分かった。43歳だった。

 佐藤さんは岩手・盛岡市出身。1996年にデビュー作となる小説『ボディ・レンタル』で文藝賞優秀作に選ばれ、97年には『葡萄』で第117回芥川賞候補となった。

 6日付のスポーツニッポン、デイリースポーツ各紙が報じており、葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は夫平明典(たいら・あきのり)氏。6日発売の河出書房新社の文芸誌『文芸』夏号が死去の事実を発表、佐藤さんの遺稿『蜘蛛』や追悼特集も掲載しているという。

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