お笑いタレントの松村邦洋(45)が1日、都内スタジオで『アウトレイジ ビヨンド』DVD&Blu-ray(バンダイビジュアル)発売記念『悪人全員集合!! 松村邦洋presents“エイプリルフール”公開収録アフレコイベント』を行った。
昨年10月に公開された北野武監督の最新作『アウトレイジ ビヨンド』のDVDとBlu-rayが4月12日に発売。2010年に大ヒットを記録した『アウトレイジ』の5年後を描いた続編で、全国225スクリーンで劇場公開され、週末動員ランキング1位を獲得、動員数110万人、興行収入14.5億円を記録し、前作『アウトレイジ』の200％の興行収入をたたき出した。
前作で死んでいたはずの大友(ビートたけし)が生きており、出所。関東の暴力団『山王会』と、その壊滅を企てる警察組織、そして関西の暴力団『花菱会』でバイオレンス・エンターテイメントが繰り広げられる。
スタジオ入りした松村は「このスタジオは、25年前からずっと『ものまね王座決定戦』(フジテレビ系)の音合わせでよく使われていたところなので、プロデューサーに怒られた思い出しかないですね」と、苦々しい表情を浮かべたが、TVCM(1種類)とWEBCM(2種類)の3パターンを収録。アフレコでは、ビートたけし、西田敏行、小日向文世、中尾彬の4人のキャストのモノマネを披露し、たけし演じる大友の「誰がまたヤクザやるって言ったよ！」、小日向演じる片岡刑事の「先輩、もうすぐ出所ですね」「きっちりケジメつけてくださいよ！」など劇中のセリフを叫ぶ。
松村は役に入りすぎて、たけしと西田が言い合う劇中さながらのモノマネを見せ、「続きはDVDで観てください」とアピール。なんと15～16回ほど同作を映画館で鑑賞したそうで、「前作はインテリヤクザの加藤(三浦友和)と石原(加瀬亮)が出世したまま終わったけど、今回は加藤と石原が落ちぶれていくところが見れる。もうたまらないですね！ インテリが天下を取った後は、武闘派が取るという爽快感がある」と、自身の目線で語った。この模様が収録されたTVCMは4月5日からオンエア、WEBCMは、本日1日より公開される。
その後の囲みでは、「幸せですね。やってて楽しかった」と、充実感溢れる表情の松村。レギュラー番組『探偵！ナイトスクープ』(朝日放送)やプライベートでも西田にお世話になっているとのことで、「『松ちゃん。俺、ヒヒヒなんて笑ってないよ』と言われて、感謝の気持ちを込めてお歳暮とお中元を贈るようになりました」とぶっちゃけ、報道陣を笑わせた。
俳優の市原隼人が、自身のモノマネをしたタレントを「役者を馬鹿にしてなめてる」と、ブログで不快感をあらわにしていたことについて聞かれると、「僕のマネを原口(あきまさ)君やコージー富田さんがやったときに、僕も物凄い恥ずかしかった」と、普段は慣れていない自身がマネされたときの心境を告白。さらに「やっとそのとき、痛みというか、とんでもないことをやってんだなと思って、それから余計に感謝の気持ちを持って、モノマネをやらせていただいています。おかげというか、ありがたい気持ちが強いですね」と、モノマネができることに感謝していた。
また、所属事務所の松竹芸能を退社、コンビも解散したと報道されている『オセロ』の中島知子については、「やっぱり辛抱することかな。大変な状況、苦しい状況もあると思うけど、そこは謙虚に頑張っていけたらいいと思いますね。感謝の気持ちでお仕事をされれば、いい方向に行くとは思いますけど」と言及。続けて、「ピンチなときほどポイントカードのような感じで耐えていれば、運のストックも貯まるんじゃないかなと思いますけどね」と、松村流のアドバイスをした。
松村はフォトセッション中もずっとモノマネをやり続け、同作に関係ない堺雅人や中村梅雀、松田翔太ら俳優陣、掛布雅之氏、川藤幸三氏、野村克也氏、達川光男氏らプロ野球関係者、さらには地元の暴走族の先輩などほぼレパートリー全開で、スタッフの制止も聞かず、最後まで報道陣を爆笑させていた。
DVDの通常版は3990円(税込)、スペシャルエディションは6300円(税込)、Blu-rayの通常版は5040円(税込)、スペシャルエディションは7350円(税込)で発売。DVD&Blu-rayのレンタルも同時に開始。
音声を伝えられないのが残念だが、以下の松村のモノマネ時の表情だけでもお楽しみいただきたい。
