ミステリー作家の殊能将之(しゅのう・まさゆき)さんが2月11日に死去していたことが、分かった。49歳だった。殊能さんと学生時代から親交のあった書評家の大森望が30日付のツイッターで明かした。
殊能さんは福井県出身。1999年『ハサミ男』でメフィスト賞を受賞してデビュー。覆面作家として本名などを明かさないまま活動していた。代表作に『美濃牛』『子どもの王様』などがある。
31日付のデイリースポーツ、スポーツ報知、サンケイスポーツ、日刊スポーツ各紙でも報じており、葬儀・告別式は近親者で行ったという。
殊能さんは2月8日付の自身のツイッターで、兄が脳出血で急死したと発表し、その次の最後となった更新では「んじゃまた」のみメッセージを寄せていた。