
3人組女性ヴォーカルユニット『Kalafina』が24日、神奈川・ラゾーナ川崎プラザ ルーファ広場でニューアルバム『Consolation』のリリース記念イベントを行い、約3000人の観客の前で、アルバムから3曲を熱唱した。
同アルバムは、TVアニメ『Fate/Zero』2nd シーズン・オープニングテーマ『to the begenning』、NHKみんなのうた6月・7月放送曲『moonfesta〜ムーンフェスタ〜』、『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編] 始まりの物語』挿入歌『未来』、『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [後編] 永遠の物語』の主題歌『ひかりふる』、NHK『歴史秘話ヒストリア』エンディングと、シングルを含む全13曲を収録。
『夢の大地』のミュージックビデオを撮った時のアースカラーの衣装を着たKalafinaが登場すると、観客から声援が飛ぶ。ニューアルバムの表題にもなっている『consolation』からスタート。
Wakanaは、「ほんとうにたくさんの方に集まってくれて嬉しいです。肌寒い中来てくれてありがとうございます。今日は、最後まで楽しんでください」とあいさつ。
Keikoは、「グルーっとみなさん集まってくれたので、点呼とりまーす。ラゾーナ川崎にいるみなさ~ん」と言うと、「はーい」と、元気な声が返ってくる。Keikoは、「やっちゃったぁ」と、どこかウキウキした感じでハシャギ気味。

Hikaruも、「(広場を180見渡し)すごいたくさんの目がある。嬉しくなってテンション上がりがちですが、落ち着いていきたいと思います」と、苦笑い。
Kalafinaにとって、11年9月に発売した3rdアルバム『Afte Eden』から1年半ぶりとなるため、「私たちにとっても、待ちに待ったアルバムで、今日が関東では、お客様の前で披露するのは初めてです」(Wakana)。
今回のアルバムは書き下ろされた新曲はシンプルなものはよりシンプルにしようとのコンセプトの元で作成されたそうで、Keikoは、「緩急のあるアルバムになったと感じた」と、出来上がって13曲通して聴いた感想を。
その代表曲でもあるのが、2曲目に歌った『木苺の茂みに』だ。Keikoは、「プロデューサーの梶浦由記さんの中で、少女のイメージがちゃんとあり、色白さんで美人さんなの。もやもやだった少女のイメージが私たちの中で鮮明になりました」と、主人公の“少女”のイメージを語る。

続けて、「最後のフレーズをWakanaが歌う時に梶浦さんに『これは森が見た景色なんですか?主人公たちが見た景色なんですか?』と質問をしたことが印象に残っています。どちらにもとれるのでKalafinaの曲は聴いてもらう方にとって、いろんなとらえ方があって自由でいいなぁと、あらためてそう思いました」と、曲のイメージなどを梶浦さんと会話しながら作っていった製作過程を話した。
最後に「そんな、たくさん会話して作ったニューアルバムの曲もたくさんライブで歌って、みなさんと育てていきたい」と、締めくくり、最後の曲『夢の大地』で締めくくった。
初めてKalafinaの音楽を聴く人も多い、野外でのフリーミニライブ。ロック調のノリがいい『consolation』でお客さんを掴み、シンプルでしっとりとした『木苺の茂みに』で聴かせ、最後は、明るいトーンのNHK『歴史秘話ヒストリア』エンディング曲になっている『夢の大地』で締めるという、Kalafinaの音楽性の幅と、圧倒的な歌唱力に美しいハーモニーをアピールした。
4thアルバム『Consolation』(SME Records)は通常盤3000円(税込)で絶賛発売中
Kalafinaは、4月6日にアルバムリリース記念として1夜限りの東京ワンマンライブ「Kalafina “Consolation” Special LIVE 2013」が決定。さらに5月にはアメリカシカゴで開催されるアニメイベント「Anime Central」でのワンマンライブ、6月からは9都市15公演の全国ツアー「Kalafina LIVE TOUR 2013 “Consolation”」が決定している。














