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三池崇史監督 大島優子に「この映画だったら大丈夫私大好きです」と言わせたい

三池崇史監督 最新作「藁の楯」は大島優子に見せたい!藤原竜也へ「クズを演じさせれば世界一」
大沢たかおとトークショーを開催した三池崇史監督(左)

 俳優・大沢たかお(45)が21日、東京・六本木のビルボードライブ東京で主演映画『藁の楯(わらのたて)』(監督:三池崇史/配給:ワーナー・ブラザース映画)トークショーに三池監督(52)とともに登場した。

 作家・木内一裕原作の『藁の楯』を三池監督が映画化。連続殺人犯の清丸国秀(藤原竜也)に孫娘を殺害された日本の財界を牛耳る蜷川隆興は、「この男を殺してください。御礼として10億円お支払いします」と、全国民に10億円の懸賞金をかけた。48時間のタイムリミットで、1200キロという移送距離を銘苅一基(大沢)、白岩篤子(松島)らSPたちが、清丸を殺そうと襲い掛かる日本国民たちから身を挺して守り続けることとなるのだが…。

 8000人の中から選ばれたラッキーな観客が見守る中まずは、三池監督のみが登壇して、「みなさんがなぜここに集まられた動機は分かりますので」とニヤリ。大沢を呼び込み、大きな拍手が起こるなか、三池監督から「『藁の楯』の成功を祈って」と乾杯した。

 そんなおどけ気味に始まったイベントだが、なぜか表情の硬い三池監督。このことについて、三池監督が大沢のことを「司会者に厳しい…。だから俺はプレッシャーがかかってる。プロモーションの司会者が司会をするとき、宣伝を仕切っている人とかプロデューサーなので、司会のプロじゃない。その人があたふたするのをよりプレッシャーをかけて楽しんでることがある。嫌でしょ?そういう一面もあるんですよ。次は柔らかく行こうよと言うと、『そういう柔らかさじゃないんだよね』と言ったりして」と、説明することに。

三池崇史監督 最新作「藁の楯」は大島優子に見せたい!藤原竜也へ「クズを演じさせれば世界一」

三池崇史監督 最新作「藁の楯」は大島優子に見せたい!藤原竜也へ「クズを演じさせれば世界一」
トークショー

 本作の感想について大沢は、「こんなに自分の出演していたのを忘れて手に汗握ったの初めてでした。びっくりするぐらいあっという間に終わって、終わった後もドキドキしていたのは初めてだったんです」と、スリリングな展開だったと振り返る。

 逆に大沢をキャスティングしたことについて三池監督は、「普通主役というのは俺を見ろ!みたいな気配でプレッシャーをかけてくるんですが、一切ないんです。自分の役割はこれでほかの人には求めないという、珍しいタイプの役者だと思います」と、評価した。

 ほかに作品の出演者については、三池監督が「人間のクズを演じさせれば世界一の藤原竜也」と言うと大沢も、「あれは仕事ですよ。ものすごい集中力がある」とかばうのかと思いきや、「清丸という人間のクズと言われてもおかしくないやつを演じて何の違和感もない」と、言いたい放題な一幕も。

三池崇史監督 最新作「藁の楯」は大島優子に見せたい!藤原竜也へ「クズを演じさせれば世界一」
監督のトークも集中して聞いていた大沢たかお

 松嶋菜々子についても言及し、大沢は、「誤解を恐れずにいえば男ですよね。女性的な部分とか1つの気持ちを整理して撮影に入って、メイクも気にしてないし、対等に男たちと渡り合おうという気持ちがあった」と感心していたそう。三池監督も、「女優さんって面倒くさいことが多いんですよ。撮影すると自分がどう映っていたかを大女優は見たいというんですけど、(松嶋は)まったくなしで、『私はこの仕事を受けたからSPですよね』って感じでした」と、しみじみとうなずいていた。

 トークでは、三池監督が「撮影秘話?それより大沢さんはいま幸せですか?なんか充実している感じなんですよね」と、唐突に話題を振る場面も見られ、大沢にはこれに戸惑いながら「充実してないですよ」と苦笑い。なぜか、さらに突っ込んで聞き出そうとする三池監督に、大沢はタジタジで「普通に遊ぶし、ふらふら散歩するし自転車に乗るし、映画観に行くし、あんまり自分では、こう何か感じるというのはないですね」と、明かす。

 そこでプライベートの話が止まるかと思いきや大沢は、「ただ、困るのは会社の女性スタッフと一緒にいるときに、2人でこう仕事の話をしているうちに、悩み事を聞いて、彼女が泣いたんです。それが僕が泣かした形に見えるんですよ。それはちょっとした恋の悩みだったんですけど、聞いてただけで、そういうの気を使っちゃおうと思って…」と、エピソードを紹介。それに、三池監督は「恋の悩みを大沢たかおに相談して泣いてどうするんだ?その人の問題じゃないの」と、ツッコミを入れ笑いを誘っていた。

 トーク終盤には三池監督が本作の前にメガホンを取った映画『悪の経典』でアイドルグループ『AKB48』の大島優子(24、チームK)が作品鑑賞後、あまりのショッキングな展開に衝撃を受け感想を語る予定だったイベントを急きょ欠席するという事態があったことに触れ、「(本作を)大島優子に見せて、『この映画だったら大丈夫、私大好きです』と言わせたいなと。あのことは仕込みじゃなくてマジだったんです。エライ騒ぎになった」と、遠い目をしながら語っていた。

 最後に三池監督は「1つの夏に集中して作って、自分たちの常識を壊してみたという作品です」とアピールすると、「ある挑戦をしました。1つの日本映画という大きな世界の中の爆弾となってこれから先に、これをきっかけにできていけばいいと、思いを込めて撮った。僕はこういう映画あっていいよねとか、こういう映画観たかったんだよと自分で感じた作品です」と、力強く語った。

 また、降壇時に、大沢にサインを求める女性ファンが現れ、1人にサインをすると、急激に30人近い人だかりができ、もみくちゃにされるという人気ぶりを見せることもあった。

 4月26日より新宿ピカデリーほか全国ロードショー!

三池崇史監督 最新作「藁の楯」は大島優子に見せたい!藤原竜也へ「クズを演じさせれば世界一」
大沢たかお
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大沢たかお
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