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関テレ不適切映像を謝罪!スタッフの後ろ姿を撮影

 関西テレビ(大阪市)が昨年11月、報道番組『スーパーニュース アンカー』で匿名の内部告発者の証言を報じた際、本人ではなく、取材スタッフの後ろ姿の映像を使っていたことが、分かった。

 問題となったのは昨年11月30日の放送。法律で兼業が禁じられた大阪市職員が、JRの工事現場でアルバイトをしていた実態を扱ったものという。

 14日付のスポーツニッポン、スポーツ報知、日刊スポーツ各紙が報じており、同社によると、関係者に局内で内部告発のインタビューをしたが、映像撮影は断られたため、スタッフの後ろ姿を撮影。その映像にモザイクを掛け、声を変えた本物のインタビュー音声と合わせる形で放送したという。

 放送の2日後、取材カメラマンが上司に相談したため発覚。社内で事実関係を調査したが、証言自体は本人のもので、内部告発者を守るための行為だったと判断し、番組での訂正や公表はしなかったという。

 同社広報は「ねつ造には当たらないと考えるが、不適切な映像表現。再発防止に努める」とコメント。13日午後3時までに視聴者から18件の苦情や問い合わせがあったといい、夕方の同番組では経緯を説明し「不適切な映像表現をおわびします」と陳謝した。

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