東日本大震災から2年経つ11日、安倍晋三首相（58）は首相官邸チャンネル内で、動画メッセージを動画投稿サイトYouTubeを通じ公開した。
『3.11をむかえて～安倍総理のメッセージ～』と題し、動画では安倍首相が被災地を訪問した映像などを交えて、1分54秒にわたってスピーチした。
■安倍首相メッセージ全文
東日本大震災から今日で2年になります。
あらためて最愛のご家族を失われた皆様に謹んで哀悼の意を表します。
昨年末に総理に就任して以来、被災地へ赴く度にたくさんの方の生の声をお伺いしました。
仮設住宅ではいまだ続く皆様のご苦労を痛感しました。
一方で助け合いながら懸命に前を向く皆様の声に確かな希望を見つけることができました。
政府一丸となって現場現場の声を聞きすぐさま行動へ移していく。そのことを今日あらためてお誓い申し上げます。
そして全国の皆様、被災地ではまだまだ皆様の力を必要としています。ボランティア活動、ご寄付、東北への旅行、東北の産品を買ってください。支援の形はいろいろあります。
私たちの東北を引き続き皆で支えていきましょう。
そして東北から芽生え始めている日本の未来を切り拓く新しい可能性を皆で育んでいきましょう。
東北に春が来ない限り、日本に本当の春はやってきません。一日一日の重さを忘れることなく、必ずや復興を加速させて参ります。
