ドラマ『そして世界は全て変わる』DVD発売記念プレミアムイベントが9日、東京・ユナイテッド・シネマ豊洲で開かれ女優・荒井萌（17）、俳優・竜星涼（19）、松島庄汰（22）、ドラマの主題歌を歌った歌手・WISE（33）、中村舞子（21）が登場した。
片思いの相手は親友の彼氏という、高校生4人の複雑に絡まる恋の行方を描いた学園ラブストーリーで100万人以上の閲覧数があった大人気ケータイ小説原作。昨年夏にドラマが公開となり8日よりDVDとなって発売されることから上映会も兼ねたイベントとなった。
全員物語の制服姿でイベントに登場。それぞれ、撮影の思い出について、荒井は「書庫での竜星くんとのシーンは思い出しますね。最後のところでも気になるところがありますよ」と、ネタバレを抑えめで明かしたり、竜星は、「松島くんとの絡みが少なくてもう少し一緒に演技をしたかった」と、惜しむことも。
劇中では荒井演じる内気で過去に傷を抱えた皆川波流と竜星演じる小日向陽のキスシーンもあるそうだが、竜星が「正直役の中の人間として意識していなかったんですけど、松島君がキスシーンの前日に行った焼肉のことを何度も言うんです。焼肉でキムチ食べるじゃないですか、『キスする心境とかどうなの？』とかいわれて、思春期男子みたいで」と明かし笑いを誘うことに。キスシーンを終えた後のことについて、にんにく臭さはなかったようで荒井は、「終わった後に『大丈夫だった？』とか聞いてくれて、男らしかったです」といえば、竜星も「いやーよかったです！」と、笑みがこぼれていた。
話題がバレンタインのことに向き、松島が「本当にモテない。高校時代チョコ貰ったことないんです。うそだと思われるかも知れないですけど、友達に聞いても『お前モテなかったね』といわれると思います」と、後ろ向きに胸を張り、笑いを誘うことに。竜星は、「覚えていないですね」と、お茶を濁そうとしたが観客から「何個もらったの？」や荒井から「覚えてないほどもらえたの？」などの追撃に苦笑いを浮かべるしかなかった。
一方の荒井は、「今年高校卒業するんですけど、周りは誰にチョコ作るという話があるんです。スタッフさんに作ることはあるんですけど、悲しいことに（本命はない）」と、勢い良く明かしつつ、本日のために用意したという、巨大ハート型チョコレートを竜星と松島にプレゼントすることとなった。
ほかにも、長回しのシーンで18テイクがあったという話や、芹沢錬太郎は原作者から松島を指名していたこと、WISEによる楽曲『そして世界は全て変わる feat.中村舞子』の生パフォーマンスなど盛りだくさんのものとなった。
終了後の囲み会見では、普段の性格とは真逆の波流を演じたことに「難しかったです。いろんな表情を出さなきゃいけなかったところとか」という荒井。竜星は「短期間で5日間で撮ったけど、監督にこだわりがあって、僕の役は相手に頼りたいけど頼れないということがあって、自分のバックボーンを埋めるのが大変でした。やっていけばやっていくほど、暗くなっていって地獄でしたね。重いシーンが撮影がし終わればし終わるほど軽くなっていきました」と、役作りについて語る。
もし、陽と錬太郎で付き合うならどちらとの質問が荒井に寄せられると、だいぶ迷った上に「陽くんですね。はっきり伝えて欲しいというか…。自分の気持ちを隠してとかあるけど、女子的にははっきり言われたい」と、返答。男性陣2人には好きな人ができたらとの質問が飛ぶと、2人とも「好きになったらガツガツ行きます」と、肉食のような一面も見せると、荒井も「私もガツガツ行きます」と、肉食女子宣言していた。
今後については荒井は「細かいことでも違いをつけれる女優さんになりたい。癖を作るとか。この前、満島ひかりさんの舞台を観に行かせていただいて、お芝居も歌もうまくて、いろんな作品を観させていただいているんですけど、うまいです」と、目標も。17日より放送される特撮ドラマ『獣電戦隊キョウリュウジャー』（テレビ朝日系、日曜・午前7時30分～）の主演が決まるなどしている竜星は、「その人自身が魅力的な人になれてればそれでいいかなって思います」と、語った。
「いろいろ難しいテーマを含んでいたりとか恋愛事情とかが描かれているので、同世代方だけではなくいろんな世代の方に楽しんでほしい。同世代は波流ちゃんも陽くんも、錬太郎くんの気持ちも分かるので感情移入できると思います」と荒井からPRがあったDVD『そして世界は全て変わる』（角川書店）は2800円（税込）で好評発売中！
