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『ベルセルク黄金時代篇』3作オールナイト上映会大盛況!櫻井、岩永、行成、三宅のトークも

『ベルセルク黄金時代篇』3作オールナイト上映会大盛況!櫻井、岩永、行成、三宅のトークも
3部作オールナイト上映のトークショーは満員で盛り上がった

 三浦建太郎原作、『ヤングアニマル』(白泉社刊)で、連載20年以上にも及ぶダークファンタジーの名作『ベルセルク』の劇場版“黄金時代篇”3部作の最終章となる『ベルセルク 黄金時代篇III 降臨』(監督/配給:ワーナー・ブラザース映画)が、2月1日より公開されるのを記念して25日、都内の劇場で、「三部作 イッキ観オールナイト上映」トークショーが行われた。

 同イベントには、鷹の団団長グリフィス役の声優・櫻井孝宏(38)、主人公・ガッツ役の岩永洋昭(33)、鷹の団唯一の女剣士・キャスカ役の行成とあ、予言者・ゾッド役の三宅健太(35)のトークショーやプレゼント抽選会などを幕間にはさみながら、公開済みの『ベルセルク 黄金時代篇I  覇王の卵』、『ベルセルク 黄金時代篇II  ドルドレイ攻略』と、先行特別上映される『ベルセルク 黄金時代篇III  降臨』をオールナイトで一気に観てしまおうというファンにとってはたまらなく贅沢な企画。

 午後11時、429席+車椅子4席が、ほぼ満席に埋め尽くされた劇場に突如、「新宿バルト9に集った愚かな人間どもよ、我が名は“不死のノスフェラトゥ”ゾッドである!今宵は映画3部作を夜通しで見る狂乱の宴のためによくぞ集まった。アサまで映画をミヨうと集まった勇敢な人間ども、貴様らは生贄としてその身を捧げるのだぁ~。もし嫌だというのなら俺と戦えぇぇぇ」と、迫力あるゾッドの声がカゲナレとして鳴り響き、拍手が起こり盛り上げる。

『ベルセルク黄金時代篇』3作オールナイト上映会大盛況!櫻井、岩永、行成、三宅のトークも

 しかし、そのままのトーンで、「さてここから、イベントに関する諸注意を発表する。心して聞くがよい。ひとぉぉ~つ、会場内での携帯電話の使用は禁止だぁぁ」など鑑賞に際しての諸注意を説明し、場内からも笑いが漏れる。また、「最後にぃぃ、貴様らの命、朝まで持つことができるかな。期待しているぞ!さぁ、まもなく、みんなで一緒にベルセルクを見よう。ベルセルク黄金時代篇3部作いっきょ上映会。狂乱の宴の始まりだァブゥワァハッハッハッ」というと、続いて草原をヤギが駆けていそうなほのぼのとしたBGMが流れ、ギャップに観客からも笑いが。

『ベルセルク黄金時代篇』3作オールナイト上映会大盛況!櫻井、岩永、行成、三宅のトークも
櫻井孝宏(左)と岩永洋昭(右)

 今回の企画は、元々、櫻井と行成がやっている映画『ベルセルク』シリーズのWEBラジオ「ベルセルク・ラジオ『鷹の団勧誘部』」内で、「『降臨』は3部作の最後になるから、なんとかして盛り上げたい」と話していたことがきっかけだった。

 鷹の団団長グリフィス役の櫻井は、「オールナイトでの一挙上映が実現できて本当にうれしいです。ここはバルト9ですが、今夜は“バトル9”。睡魔との戦いです。『ベルセルク』ではなく、『夜セルク』です。今宵ともにベルセルクしましょう」と、ダジャレを交えて力強く宣言し、会場を沸かせた。

 冒頭のカゲナレで盛り上げた予言者・ゾッド役の三宅も、「普段、この時間は夜な夜な、酒飲んでヒートアップしているんですが、ベルセルクで酔わせていだたこうかなと思っております。みなさんで良い始発電車を迎えましょう」と、こちらはキレイにまとめる。

 2012年2月4日に『覇王の卵』が上映されてから、約1年かけて3部作の最終章『降臨』が上映される。今回のストーリーは、ミッドランド王都ウインダムの地下深く、反逆罪によって囚われたグリフィス奪還のため、キャスカはじめ鷹の団の残党は幽閉の地“再生の塔”へ向かう。修行の旅から帰還し、力強く成長したガッツの剣は猛威を奮うが…。

『ベルセルク黄金時代篇』3作オールナイト上映会大盛況!櫻井、岩永、行成、三宅のトークも
行成とあ(左)と三宅健太(右)

 櫻井は、「振り返ってみれば、あっという間にこの瞬間を迎えたな。(『降臨』は)この作品における重要なエピソード。劇場版は圧巻のクオリティー。特別な夜なので、どんな顔で始発に乗るのか、眠れないと思います。楽しみにしていてください」と、感無量。

 主人公・ガッツ役の岩永は、「声を入れたのは前ですが、待ち焦がれていた。いよいよ来たなという感じ。ベルセルクを知らない知り合いも観て、『面白い、早く見たい』と言ってくれたので、『覚悟して観たほうがいいよ』と伝えてあります。近くの知り合いですけど、感想を聞くのが楽しみです」と、観客の期待を煽る。

 鷹の団唯一の女性で、団長グリフィスが幽閉された後、女首領として団をまとめているキャスカ役の行成は、「1部は光り輝く作品、2部は何かが歪み始めた。3部は原作を知っている人も知っていない人もいろんな意味で裏切られる。心はグチャッとなってしまう。昭ちゃんも孝兄も健坊さんも命削る思いで芝居させていただいたので、刮目して」と自信たっぷり。

 さらに、「スクリーンを観ていて伝わるのは映像と音なんですけど、この作品はそれだけではなく、そこに飲み込まれていって、血生臭さや草の匂とか、あったかさとか冷たさとか、柔らかさとか硬さとかを体で感じられると思います。どっぷり浸かって体で感じて欲しい」と、コメントした。

 三宅は、「ジェットコースターみたい。垂直落下でストーンと落とされるような。ただ楽しむだけでは終わらない迫力ある映画。この作品にはガッツたちにとって乗り越えるべき困難な壁が多く登場しますが、前に進むからにはそれらを越えていかなきゃいけない。危険なんだけど、観るともうちょっとがんばれるかなって思えるような、壁を越えた先の希望がちらほら見えるのが魅力だと思う。凄惨なシーンもあるけれど、心が弱っている人には荒療治になるかもしれない」と、魅力を語った。

『ベルセルク黄金時代篇』3作オールナイト上映会大盛況!櫻井、岩永、行成、三宅のトークも
「定位置に戻んなさい」と、笑顔で男性陣を沈める行成

 来場者には劇中に登場する「贄(にれ)の烙印」をあしらったタトゥーシールが配られていたが、キャスト4人も手の甲にしっかりと装着。それを観客にアピールすると、櫻井が、「1人だけ2枚貼っている人が」と言う。

 「はい私です」という行成は、キャスカにならい胸にも贄の烙印を付けてきたというと、「ほら」と、丸襟の胸元をチラリと下げる。周りの男性たちは、「おおっ」と、行成の周りに素早く集まる。

 それに対して、行成は、「定位置に戻んなさい」と、笑顔で諌める。三宅は、「もっと見せていいんだよ。自慢のごっくんボディを」などと、ラジオで話題になっているネタをはさんでリアクション。行成は、「また、それ?ここでも言われるの?」と、夜中ならではのトークもあり、盛り上がった。

 最後に岩永が「みんな、気合入れていくぞ!」とガッツの声で喝を入れると、会場は大きな拍手に包まれていた。

 終了後、ボイスキャストたちも、26日午前5時30分までの6時間30分をファンとともに“イッキ観上映”に参加。

 また、放送中の櫻井と行成のラジオで、この日の模様は、初日を迎える2月1日に放送される。

 同アニメ映画は、2月1日より、全国ロードショー(R15+作品)

 

『ベルセルク黄金時代篇』3作オールナイト上映会大盛況!櫻井、岩永、行成、三宅のトークも
キャストも「贄(にれ)の烙印」を貼って登場
『ベルセルク黄金時代篇』3作オールナイト上映会大盛況!櫻井、岩永、行成、三宅のトークも
気合を入れる岩永(右)と聞き入る櫻井(左)


『ベルセルク黄金時代篇』3作オールナイト上映会大盛況!櫻井、岩永、行成、三宅のトークも
劇場版『ベルセルク 黄金時代篇』3部作の最終章
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