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由紀さおり、ベストジュエリー60代以上部門受賞に「私を見つけてくれてありがとう」

由紀さおり、ベストジュエリー60代以上部門受賞に「私を見つけてくれてありがとう」
「私を見つけてくれてありがとう」と述べた由紀さおり

 女優・由紀さおり(64)が24日、都内で行われた「第24回日本ジュエリー ベストドレッサー賞」の60代以上部門を受賞し、表彰式に登場した。

 過去1年間を通じて「最も輝いていた人」「最もジュエリーが似合う人」そして、「今後もさらにジュエリーを身につけて欲しい人」を世代別、男性部門のそれぞれに分けて、選考し表彰する。

 2011年にリリースしたアルバムが全米ジャズ部門で第一位となり、世界的な話題となった。昨年には、長年に渡る芸能活動が評価され、紫綬褒章を受賞。年々輝きを増しており、ジュエリーベイドレッサーにふさわしいと業界から絶大な支持を集めての受賞となった。

 赤いロングワンピースドレスで登場した由紀は、「今の心境を申し上げれば、先だっての芥川賞を受賞なさった、あの作家の言葉を借りるような感じです」と、史上最年長で芥川賞を受賞した黒田夏子さんの言葉を借り、「私を見つけてくれてありがとう」と話し、会場を沸かせた。

 続いて、「毎年毎年、この華やかな『日本ジュエリー ベストドレッサー賞』は、テレビの番組でリポートされているのを、本当に毎年のように、どういうわけかチャンネルを合わせると、その映像が流れてきて、『あぁ、私も60になっちゃって、間に合わないなぁ』と、思っていたんですけど、こんな機会を頂いて、素敵なジュエリーを頂いて幸せでございます。私にとっては、昨年の『1969』というアルバムが発売されて、思いがけない出来事を頂いて本当に、ありがとうございました。

由紀さおり、ベストジュエリー60代以上部門受賞に「私を見つけてくれてありがとう」

 新しい年になりまして、うちの姉が『いろんな賞をもらったわねぇ。貰えるものはみんな貰っちゃいなさい』と、言っておりましたけれど、とどめがコレかしらという感じでございます。私も光るものが大好きで、人の前にでて、自分が表現をする。そういう役割を頂いて、いま生かされているという気持ちが、ございますけれども、発行体としての、発信者としての光をいつも、みなさまにお届けしなければいけない。そんなふうに思って歌を歌って参りました。しかしながら、年々歳々、その光がちょっと鈍ることもございますので、そんな折には、ほんとうに綺麗な、みなさまが丹精込めてお作りなった宝飾の力を借りてエールをもらって、我に叱咤激励を送りつつ、あきらめないでこの仕事を続けてきて本当に良かったなぁと思う日を迎えさせて頂きました」と、ユーモアを交えながら、感謝の言葉を述べた。

由紀さおり、ベストジュエリー60代以上部門受賞に「私を見つけてくれてありがとう」
60代で間に合ったと、ホッとしたという

 マラソンの方がおっしゃった『自分にご褒美。自分を褒めてあげたい』という言葉が、随分昔にありましたけれども、自分にとってもそろそろ、なにか自分に褒めてあげるご褒美を買ってもいいかなぁと思っておりましたら、出店してくださったみなさま方から、たくさんご褒美をいただきましたので、ほんとうにみな様、ありがとうございます。みなさまから大きなエールを頂いた、そんな思いでございます。よかったねぇという思いと、まだまだ頑張んなさいという両方の思いで、たくさんのお品を身につけさせて頂く機会を頂けたんだと思います。

 60代というところで、間に合ったんですけれども、まだまだ仕事をして行きたいなぁと、その先はないのかなぁと思っておりましたら、プログラムを見せていただいたら、60代以上とありましたので、今日は、勇気百倍以上でございます。どうぞ末永いお付き合いをさせていただければ、お仕事で頂いたものを活用させていただきたいと思いますので、みなさま、要チェックしてください。本日は、本当にありがとうございました」と、飽きさせないトークで会場を沸かせた。

 表彰式後に行われた囲み取材で由紀は、「おもいがけなくてですね。女性にとっては宝飾は大きなエネルギーになりますし、ほんとうにたくさんの出店してらっしゃるお店の方から、いろいろなお祝いの言葉に添えて、身につけてくださいというお品をいただいて、嬉しいなと。幸せな一日になりました。ありがとうございます」と、あらためて今の気持ちを率直に語った。

 そして、「長く歌って参りましたけど、いいときもあれば、苦しい時もありましたけど、その時は、母の残してくれた指輪が支えでございまして、母は7月生まれでルビーの指輪だったんですけど、それをいつも見て、頑張ろうと思っていた時のことを、凄く今日思い出しました」と、母の形見であるジュエリーが支えになったと語った。

 頂いたジュエリーは、「歌い手は、マイクを持ちますでしょ。どちらの手で持つかを(事前に)チェックしてくださっていて、右にマイクを持った時に、薬指と小指にすっと入るようなものを頂戴して参りました。指輪がマイクを持つところでは目立つような気がします」と、配慮した心遣いを大切に身に付けるという。

 【各年代の受賞者】
 10代部門 川島海荷
 20代部門 剛力彩芽
 30代部門 松嶋菜々子
 40代部門 永作博美
 50代部門 高橋惠子
 60代以上部門 由紀さおり
 男性部門 東山紀之
 特別賞 K-POPグループ『KARA』と、ロンドン五輪金メダリストの内村航平選手

 

由紀さおり、ベストジュエリー60代以上部門受賞に「私を見つけてくれてありがとう」
赤いロングドレスで出席
由紀さおり、ベストジュエリー60代以上部門受賞に「私を見つけてくれてありがとう」
ファンには黒のシックなドレスでお披露目
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