元日テレアナウンサーの丸岡いずみさん（41）と映画コメンテーター・有村昆（36）が19日、東京・恵比寿のウエスティンホテルで挙式・披露宴を開いた。
2人は2011年4月に知人の紹介で知り合い意気投合すると12年4月に交際がスタート。めでたく同年8月28日に入籍していた。その後も、有村がイベントに出演し、丸岡さんのことをノロケることがお約束のようになっていたが、そんな2人を祝おうと『情報ライブミヤネ屋』で共演していた宮根誠司（49）が司会を務めたり、タレント・関根勤（59）ら192人が2人の門出を祝うため出席することとなった。
披露宴前に約60人ほどの報道陣を前に会見を開き、桂由美デザインのタキシードと純白のウエディングドレス姿で仲睦まじく現れた2人。まずは有村から「先程、ウェスティンホテルで神様の前で神前式で夫婦になりました」とあいさつ。
花嫁の印象について尋ねられた有村は、「本当に夢のようです。映画で見たような光景です」というと、丸岡さんは、「ニュースで人の結婚式は伝えてきたんですけど、いまこのような場にいるのが信じられません」と、笑みを見せる。
そんな丸岡さんに、報道陣から「後悔はありませんか？」と、冷やかしのような質問が飛ぶと、丸岡さんは「ありません！」と即答。その様子を見ていた有村は、「非常にドキドキする会見ですね」と、苦笑い。
交際が始まったときにこのような結末を想像したのかと尋ねられると、有村が「いずみさんが一昨年にnews every.を降板して、震災で自衛隊のどの現場よりも凄惨な姿を見てしまって震災ウツになっていたんです。それで去年のちょうど今ごろ1月くらいが彼女の人生のどん底だったと思うんです。そんなときに毎日電話をさせて頂いて、まさかその1年後に横に並んで結婚のご報告をさせて頂くとは思わなかった。人生は不思議なものというか、僕にできることは何でもさせてほしいと。『愛の力』で奇跡を起こすじゃないですけど、“奇跡の38歳”と呼ばれていた丸岡さんですから、どん底で誰とも連絡を取りたくないというときに、僕は脳天気なタイプで入れたんです。そこからこの1年でここに至りました」と、経緯を明かす。
続けて、有村は、「チャップリンも言っていたのですが、『映画というのはクローズアップで観ると悲劇かもしれないが、全体で観ると喜劇だ』という言葉があって、いずみさんにとっては悲劇だったかもしれませんが、それがあったから、僕と一緒になってもいいなと思って頂けたのではないかと思うと、『愛の力』で乗り越えていけるなというのをしみじみ感じています」。
逆に丸岡さんは『愛の力』を信じているのかについては、「私も彼の家に遊びに行った時にウツの本がたくさん置いてあったりして、私の病気のことを勉強してくれてたんだなと思って、愛を感じましたね」と、そこがどうやら2人のゴールインへの分岐点だったようで、丸岡さんは「自分のすべてをさらけ出せるとか、病気に苦しい時に隣にいてくれる人。彼がまさにそうだった。これからはどんなことがあっても一緒にやっていけると確信しました」と語った。
すでに入籍して4ヶ月以上が経つが実感については、有村は「神様の前だと背筋がピンと伸びると同時にみなさんにこうしてご報告していることで実感します」といえば、丸岡さんは「やっとこれで夫婦になれたんだなって」という。さらに、有村は、「彼女はどん底を見たので何も怖くないと思っています。いまは真っ白な気持ちです」と絶対の信頼を見せた。
それでも、報道陣が丸岡さんに「これは勘弁してほしい点ってありますか？」と尋ねると、「いびきがすごいんです。結婚式が終わったらいびき外来に連れて行きたい。治らないんです。いま寝室は実は別なんです」と、早くも不和かと報道陣が色めき立ったが、有村が「いびき外来に行って一緒に寝ようという計画です」と、慌てて釈明。現在、丸岡さんは妊娠はしていないそうで、有村は「結婚式がそれで延期になると、宮根さんとか、桂先生に迷惑がかかるから。終わってからにしようということで調整中です」と笑わせつつ、「彼女も年齢が年齢なんで1人欲しいかなと言っているところです」と、2人でうなずき合っていた。
夫婦生活は現在のところ嫁姑問題も良好で丸岡さんの料理の腕については「うまい」そう。何でも言い合える関係を築いているようだが、有村が尻に敷かれているようで、有村が出演した番組を丸岡さんが録画し、「昆ちゃん、ここではこう答えた方がいい」とか、「ブログでも検閲が厳しいです」と話していた。
式は有村が「男を見せようと思って頑張りました。親の援助はなしですよ」という結婚式。丸岡さんの左手薬指に光るジェームスロンドンの特注で0.8カラットダイヤにブルーダイヤがサイドに散りばめられた結婚指輪は金額でたとえると「ロード・オブ・ザ・リングの主演女優のギャラくらい」なのだとか。
そして、有村は「今後人生を彼女とともに、丸岡いずみ監督作品になるのか。僕が監督で主演女優になるのかわかりませんけど、2人だけの映画を作って行きたい。人生と言う名の映画を、みなさんにご指導ご鞭撻いただきながら作って行きたい」と抱負を述べ、丸岡さんも「これからも有村昆をよろしくお願いします」と、夫を引き立てていた。
その後の披露宴は、「シネ婚」とのふれ込み通り、入場曲にスーパーマンのテーマやロッキーのテーマといった音楽が流れたり、ケーキカットはナイフがライトセイバー。有村による自作の歌のサプライズ、再入場には『デロリアン』から2人が登場するなど、存分にその世界観を見せることとなった。
■主な出席者
MC：宮根誠司
『カラテカ』入江慎也、『森三中』大島美幸、『いつもここから』菊池秀規、『ザ・たっち』かずや・たくや、『フォーリンラブ』ハジメ、落語家・林家木久蔵、俳優・藤岡弘、アーティスト・貴水博之、お笑いタレント・島田秀平、ホリ、タレント・関根勤、徳光正行、矢田亜矢子、放送作家・鈴木おさむ、作曲家・織田哲郎、徳光和夫アナウンサー、笠井信輔アナウンサー、藤田大介アナウンサー、ブライダルファッションデザイナー・桂由美、映画監督・河崎実、発明家・ドクター中松、声優・山寺宏一、美容家・山野愛子ジェーン、プロインタビュアー・吉田豪
■料理メニュー
乾杯：カクテル「プリティーウーマン風」ストロベリーシャンパン
前菜1：「タイタニック風」スモークサーモンとカニの一等客船サラダ
前菜2：「ロッキー風」鴨の赤ワイン煮込みとエイドリアンの想いを乗せた茸のパイ包み焼き
スープ：「ハリーポッター風」魔法のコンソメ
メイン魚：「パイレーツ・オブ・カビリアン風」真鯛と帆立貝の海賊ムース
メイン肉：「インディージョーンズ風」牛フィレ肉とフォアグラの魔宮のステーキ
うどん：「UDON風」徳島名産 丸岡うどん
デザート：「ローマの休日風」ジェラートと「チャーリーとチョコレート」
コーヒー：「藤岡珈琲」藤岡弘が南米までマメを見つけに行った「男のサバイバルコーヒー」
