俳優でタレントの柳沢慎吾(50)が15日、都内スタジオで海外ドラマ『ロサンゼルス潜入捜査班~NCIS:Los Angeles』(パラマウント・ジャパン)DVDリリースを記念したひとり“米版あぶ刑事”アテレコイベントを行った。
米ロサンゼルスを舞台に、様々な人物に瞬時になりきる“潜入捜査”のプロたちが、ハイテク技術を駆使しながら犯罪に挑むストーリー。米俳優クリス・オドネル(42)とヒップホップ界の大スター、LL・クール・J(45)という最強コンビが、米版『あぶない刑事』ともいえる絶妙な掛け合いと痛快なアクションを繰り広げる。
刑事ドラマ大好きで、自身も刑事ドラマに出演経験のある柳沢が、今回『ひとり潜入捜査班 日本支部長』として、“米版あぶ刑事”風ひとりロサンゼルス潜入捜査アテレコを行うことに。ピストルを報道陣に向けながら階段を下りるなど、柳沢は登場時から大サービス! そして、MCを捕らえ、トランシーバーを使う得意の警察ネタを披露した。
ドラマにあやかった革ジャン、ジーパン姿で現れたが、「普段、チノパン穿いてるので、不思議な感じ。去年の9月にテレビ朝日系の土曜ワイド劇場で穿いて以来ですね。放送は2月です!」と、ちゃっかり宣伝。『あぶない刑事』(日本テレビ系)に憧れを持ちながらも、92年放送のドラマ『真夏の刑事』(テレビ朝日系)に出演したときのことを思い出し、「殉職するシーンがあったんですけど、自分で台本書き直して、監督に『こういうふうに殉職したいんですけど、いかがですか?』って言ったら、『慎吾ちゃん、これまた会ったときな』って言われて、結局却下になった」と、ぶっちゃけていた。
同ドラマについては、「やっぱり違いますね。時間と余裕とお金がある。最初見たとき映画化と思ったもん。テレビドラマですよ! 日本じゃ無理でしょ。もし日本でこれやるとするなら、俺これ一本に仕事絞るね」と、感銘を受けたよう。さらに「ヒットする作品というのはまず役者さん、そして脚本。あとスタッフのこうやって作っていくぞという熱い心。その3つがパッと合ったときにヒット作が生まれるんですよ。新成人にも見てほしいね」と、PRした。
そして、柳沢は「普段はタバコの箱でやってたけど、『アポロ』の箱が一番音がいいって気づいたんですよ」という理由で、明治製菓のチョコレート菓子『アポロ』の箱を片手にアフレコ。いかつい男性からグラマーな女性まで一人で何役もこなし、「俺にヒーコー一杯くれないか?」と業界用語や、警察ネタ、「動くな! かまいたち! いや、おまえたち」とギャグも入れたり、「いい夢見ろよ。あばよ!」の定番のセリフも飛び出すなど“舌”好調!
だが、アテレコを終えた柳沢は、「80%の出来ですね。あとの20%は、みんな声が一緒だった。打ち合わせするより、出っ歯詰まった…いや、切羽詰ったほうがいいと思うんだよね」と、ギャグも入れつつ反省していた。
この柳沢のアテレコの模様は、16日から2月末まで『ロサンゼルス潜入捜査班~NCIS:Los Angeles』の公式サイトで視聴可能だ。
フォトセッション中も柳沢の独演会は止まらず、これにはカメラマンも苦笑い。囲みでは、「警察官に挨拶したら『頑張ってください』って敬礼されました。忘年会でも、僕の真似してくれる人もいるらしいですよ」と、自身の警察ネタが本職の人たちにも浸透していることを明かす。関係者が制止しようとしても、柳沢のおしゃべりは止まらず、ひとり箱根駅伝やひとり甲子園(サイレンのみ)に加え、新ネタ・ひとり福男もパフォーマンスしてみせた。
『ロサンゼルス潜入捜査班~NCIS:Los Angeles』は、1月11日よりDVD-BOX Part1が発売中。2月8日にDVD-BOX Part2が発売される。