NO IMAGE

内柴正人被告に懲役5年求刑!検察側「被告の性道徳観念は破綻しきっている」

 コーチを務めていた九州看護福祉大の女子柔道部員(当時18歳)に乱暴したとして、準強姦(ごうかん)罪で起訴されたアテネ、北京五輪の柔道66キロ級金メダリスト・内柴正人被告(34)の論告求刑公判が26日、東京地裁(鬼沢友直裁判長)で開かれ、検察側は懲役5年を求刑した。

 検察側は「被告の性道徳観念は破綻しきっている。このまま社会に出すのは危険。矯正施設に収容すべきだ」とした。

 27日付の東京中日スポーツ、日刊スポーツ、スポーツニッポン、サンケイスポーツ、スポーツ報知各紙が報じており、冒頭、被害者参加制度を利用した女子部員の陳述を代理人弁護士が読み上げることとなり、女子部員が事件後、睡眠薬を大量にのんで自殺を図ったことが明かされることに。

 さらに、女子部員は事件後、大学に行っていないといい「被告に大好きな柔道も、大学も友達も彼氏もみんな奪われた。一生許すつもりはありません」と意見陳述したという。

 検察側は論告で「被告の供述内容は変遷しており、不自然、不合理な点を挙げるとキリがない」と指摘した。

 内柴被告はこれまで性行為の事実を認めた上で「直前のカラオケ店で性的行為をされ、ホテルでも抵抗されなかった」と合意の上だったとし、部員の就寝中に乱暴したという点は「ホテルでは部員も起きていた。乱暴はしていない」と無罪を主張している

 27日に弁護側が最終弁論を行い、結審する予定。

広告