コラムニスト・辛酸なめ子（38）が17日、都内で行われた著者メル・ギル氏来日記念トークショー「幸せになる秘密の法則、教えちゃいます」に、映画心理カウンセラーのコトブキツカサ（39）とともに参加した。
辛酸は、「私も“バイブレーションの法則”は信じているので、ネガティブなバイブレーションの人たちを切ったら友だちが少なくなった。良いバイブレーションを持っている人に出会うにはどうしたらいいか」と、興味津々に聞いた。
06年に「人生に起こるプラスやマイナスの事象は、自分自身が引き寄せている」という「引き寄せの法則」が話題となり、全世界で累計2400万冊を売り上げ、DVDが累計800万枚という大ヒットを記録した自己啓発本『ザ・シークレット』（著者：ロンダ・バーン）。
そして、「引き寄せられなかった」人のために書かれたのが、『ザ・メタ・シークレット』（著者：メル・ギル／出版：角川書店）。「引き寄せの法則」とは、「バイブレーションの法則」に過ぎず、ほかにも人生に役立つ実用的な知恵は存在する。それら全てを束ねて、自分の「問題」や「苦難」を解消し、自分の「夢」や「目標」を具体化するのに必要な「宇宙の7つの法則」があると説いている。
辛酸は、「『ザ・シークレット』や“引き寄せの法則”の本を書いて、それらの書籍がコーナーになっている。売れているんだから（引き寄せの法則は）あるのかなと信じたい」と、慎重なモノ言いながら信じる方に傾いている。
臨死体験で宇宙の教えのすべてを体得したというメル・ギル氏が語る「宇宙の７つの法則」とは、「思考の法則」「投影の法則」「バイブレーションの法則」「極性の法則」「原因と結果の法則」「両性の法則」「リズムの法則」。
メル・ギル氏は、「全て説明すると24時間かかってしまう」と、子供のような笑顔で笑わせ、今回のトークでは、「思考の法則」「投影の法則」の2つについて解説した。表情豊かで、時折ジョークを交え、時に、席を立ち、客席に近づきながら、一人ひとりに語りかけるようなトークに、みな引きこまれていく。
そして、ひとしきり解説した後、司会のコトブキが、「クリスマスシーズンに向け、“ザ・メタ・シークレット”を使ったパートナーの見つけ方を教えて下さい」と、尋ねる。
メル・ギル氏は、「皆さんは“愛が欲しい”と願っている。そして愛は外からやってくるものだと期待している。でも愛は内側にあるもの。自分の中が愛で満たされている人は、その内側の愛が魅力的に見えるので、人を引き寄せられる。逆に、愛されてないと感じるならば、空虚感、空間しか相手の人は感じられない。引き寄せの法則で誰かを寄せたとしても、その人が幸せにするということはない」と、キッパリ。
さらに、「ハンサム、知的、優しい人、愛情豊かな人など、自分の理想のタイプがあると思います。まず、自分が自分の人生に引き寄せたい、魅了したい人になりなさいということです。結婚している人は、ご自分が望んでいる夫像、妻像に自分がなりなさい。愛して欲しいと思う人にあなたが成りなさい」と、逆転の発想を説明した。
辛酸は、「私も“バイブレーションの法則”は信じているので、ネガティブなバイブレーションの人たちを切ったら友だちが少なくなった」というと、会場がドッと沸く。つづけて、「それは良いのですが、良いバイブレーションを持っている人に出会うにはどうしたらいいでしょうか？」と、真剣にメモを取りながら質問する。
これに対してメル・ギル氏は、「波動を出している時には、同じような存在がいると共鳴して、引き寄せられます。まず、あなたがなりたい人の条件を作る。次に、あなた自身がどんな人かのリストつくる。そして、その2つを比較する。リストの1にあって、2にないものは変えましょう。あなた自身が幸せな人になりなさい。毎日が最期の日だと思って生きてください。いつか、そういう日がくるでしょう」と、解いた。
最後にトークショーに参加した感想として辛酸は、「メルさんは前に歩き出して話したり、ポジティブな存在で引きつけられた。(マヤの予言で)地球は今年、滅亡すると思っていたので先の事を考えていなかったのですが、来年のモチベーションが持てました」と、語った。
メル・ギル氏は、「22日に世界は滅亡すると言われているので、翌日にパーティー開きましょうか」と、満面の笑みで締めくくった。
