声優で女優の小見川千明(23)が11日、都内・新宿シアターモリエールで行われた『ザ・ナイト・オブ・クリスマウス クリスマウスの夜2012』ゲネプロ前に、インタビューに応じた。
「平成元年11月11日生まれの23歳です。宮沢賢治が大好きです」と、キュートな声で自己紹介してくれた小見川は、08年にアニメ『ソウルイーター』(テレビ東京系)の主人公マカ＝アルバーン役で、声優デビュー。それまでは舞台の活動をしていたといい、「声優さんのことはわからず、先輩たちの背中を見ながら、見よう見まねでついていったつもりです」と、自身の声優人生を振り返った。
『荒川アンダー ザ ブリッジ』(テレビ東京系)のP子役や、『それでも町は廻っている』(TBS系)の主人公・嵐山歩鳥役、『花咲くいろは』(テレビ東京系)の鶴来民子役で知られる小見川だが、そのかわいらしい声とは裏腹に、「いままで勝ち気な女の子が多かったです。アクション作品とか、男装している女の子の役とか」と、ボーイッシュな役柄が多いとのこと。
「芝居のときは全然違って、けっこうドスが利いた声なんです(笑)」という部分は、今回『ザ・ナイト・オブ・クリスマウス クリスマウスの夜2012』で演じる一ノ瀬美都役でも生かされているようで、「過去に秘密があるミュージカル劇団員です。ミュージカルが大好きな普通の女の子なんですけど、観始めたときからは想像つかないような過去が隠されています」と、意味深に語った。
「過去が明らかになると、キャラが変わる？」と突っ込むと、「もう180度変わりますね！ どんな秘密なのかは、観に来ていただいてのお楽しみに」とのことで、乞うご期待。
初日を前日に控えた現在の心境について聞いてみると、「凄い楽しみです！ 幕が開いて、お客さんを前にして、もっとどんどん変化していける気がしているので。早くやってみたいですね。あと、ダンスが楽しみです」と、頼もしいコメントを。
シアターモリエールは舞台と客席が近いということで、「私自身、お客さんに投げかける芝居が多いので、楽しみにしています。お友達にも声を掛けていますけど、観ているほうが気まずいと思います。『小見川絡むなよ～！』という感じで(笑)」と、笑いもいれつつ、同舞台の魅力をアピール。
ゲネプロでは、劇団に潜入してきた野呂佳代(29)扮する新人女性刑事・渡辺佐恵に対し、先輩劇団員として接する役どころを演じていた小見川だが、「佳代ちゃんの心の変化を凄く丁寧に追っている作品。渡辺佐恵ちゃんに感情移入できる作品になっていると思うので、これをきっかけに親子の絆を大事にしてくれたらいいなと思います」と、来場を呼びかけた。
12日から16日まで、新宿シアターモリエールで上演！
■小見川千明(おみがわ・ちあき)
1989年11月11日生まれ、神奈川県出身
T158 B78 W56 H82
特技…ダンス、人の背中で腹筋すること、殺陣、少林寺拳法
趣味…読書、ギター
