お笑いタレント・間寛平(63)、『SOPHIA』都啓一(41)とシンガーソングライター・久宝留理子(43)夫妻が30日、東京・六本木ヒルズアリーナで開かれた日本一周駅伝プロジェクト『みんなのMAEMUKI駅伝』ゴールイベントに出席しフリーアナウンサー・山本舞衣子アナ(34)が司会を務めた。
アメリカンホーム保険会社が主催。新がん保険PRのため、今年7月25日に新宿タカシマヤ1階JR口特設会場からスタートし、延べ1104人のタスキをつないで北は北海道、南は沖縄まで約6000キロの距離を走破した。
「アメマではありません。アメホです」と軽快なギャグをかましながら会場に現れた寛平。寛平は10月4日に沖縄を約5キロ、都も8月に新潟、11月に兵庫をそれぞれ5キロほど、ランナーとして参加するなど熱心に取り組んでおり、会場でランナーの回想VTRを見ながら寛平は、「みんないい顔してるよね。走っててみんな笑顔で」と、相好を崩すと、「スタッフの人も頑張ってるから頑張らなと思って」と、当時の思い出を語った。
楽屋でがんが発見されたときのお互いの体験を話しあい、すっかり意気投合したという寛平と都。都が本イベントに参加したきっかけは寛平が挑戦していたアースマラソンを見て知ったのがきっかけだったそうで、本イベントの募集を見てその場でランナーとしての出場を決意。「その場で電話して、走る方で応募しました。『SOPHIA』の新潟でのライブだったから走らせてもらいたいって言って。スタッフから都さんですよねといわれて、本当に普通に走っただけなんです」と、エピソードも。
そんな都に寄り添っていた久宝は、「病気になってまた元気に普通の生活に戻ったときにやりたいことはやっていこうというのを家族で決めたんです。それで今回、走ると聞かされて心配はしました。けど、背中を押して行ってらっしゃいって言いましたね」と、絆を見せていた。
ここで最後のランナーが場内に到着。曇天の中に一瞬陽の光が差し、祝福するかのような雰囲気の中、ランナーがゴールテープを切り、3人とも感動。実際CMで使用された都・作曲、久宝・作詞の夫婦の楽曲『明日へ』を久宝の歌唱で披露し、温かい拍手が場内を包んだ。
囲み会見では、寛平が「4ヶ月があっという間だった」としみじみ振り返る寛平。都はランニングしたときのことを「タスキがみなさんの汗で濡れていてつながっている感じがあった」と、感慨深げ。
現在、2人とも3ヶ月に1度病院での検査をしているそうだが、寛平は「落ち込んだりした時期もあったけど、負けたらいかんと思ってるうちに吹き飛んだ。最近はあんまり考えなくなった」と、前向き。薬を服用しつつ生活しているという都も「後悔しないようになった。病気になってよかったって言ったらヘンですけど、プラスになった」と、ポジティブシンキング。2人で「絶好調!」と、寛平のギャグで体調をアピールし、報道陣を爆笑させていた。
寛平は最後に、がんで闘病する人らに向け「全身全霊で前向きな心でいってもらっていい方向へ行ってもらえたら。絶対治りますから!」と、力強く呼びかけていた。