10日に亡くなった女優・森光子さん(享年92)へ親交のあった芸能人や著名人らがお悔やみを寄せている。
15日付のデイリースポーツ、東京中日スポーツ、日刊スポーツ、サンケイスポーツ、スポーツニッポン、スポーツ報知各紙がそれぞれ伝えている。
■歌手・北島三郎
「長き時代にわたる素晴らしき大女優の訃報に接し、寂しく残念な気持ちでいっぱいです。ご冥福を心よりお祈りいたします」
■女優・朝丘雪路
「父(日本画家の故伊東深水氏)の代からのお付き合いで、かわいがっていただきました。山田五十鈴さんとともに、目標としていた方。面倒くさがらずに何でも教えてくれた優しい方でした。自分に芸事を教えてくださる方が、いなくなっていくのは寂しい」
■NHK『ハルとナツ 届かなかった手紙』で共演した米倉涼子
「本当に多くのことをご指導いただき可愛がっていただきました。いろいろなお話を聞かせてもらったり、私の相談ごとにも真剣に耳を傾けてくださり、多くの時間をご一緒させていただきました。こんな若輩者の私のことを本当に気にかけてくださりました」
■国民栄誉賞受賞、『放浪記』2000回達成舞台を鑑賞するなど親交のあった王貞治
「突然の訃報に驚いております。森さんは歴史に残る名女優であり、放浪記に代表されるように一つのことに打ち込んで演技される姿に私たちはどれだけ励まされたことでしょうか。残念でなりませんが、いつまでも若々しい姿を忘れることはないでしょう。ご冥福をお祈り申し上げます」
■巨人・長嶋茂雄終身名誉監督
「森さんが昭和初期から芸の道で素晴らしい功績を残してこられたことは、テレビなどで存じ上げてきました。私はスポーツの世界を極めようと精進して参りました。森さんは舞台という違う世界でやはり道を究めようと、高齢になるまで一切の妥協を許さずまい進してこられました。その偉大な足跡は永遠に語り継がれることでしょう。ご冥福をお祈りします」
■『放浪記』などで共演した米倉斉加年
「大女優というと重々しいイメージだが、森さんは軽やかな大女優だった。僕が舞台でせりふを忘れてしまった時、“忘れることを恐れちゃいけません。私は毎日忘れてるんだから”と慰めてくれた」