『「宇宙戦艦ヤマト2199」ヤマト楽団大式典2012』が10日、千葉・舞浜アンフィシアターで開かれ作曲家・宮川彬良、歌手・ささきいさお、結城アイラ、美郷あきが登場した。
今年4月に7章に渡る“航海”を38年ぶりにスタートさせた宇宙戦艦ヤマト。アーティストらと約120人の大編成となったウインドオーケストラにより、その音楽を生で楽しめるイベントとなった。
式典は3部構成。1部では作曲家・宮川泰氏が手がけた音楽を息子の宮川彬良氏が幼少時に泰氏から聞いた当時のエピソードや音楽の作りなどの解説を交え、オーケストラのサウンドを使って検証。壮大なヤマトサウンドが場内にあふれ、往年のサウンド好きにはたまらない演出となることに。
2部は『宇宙戦艦ヤマト 2199』の第四章【第11話】を特別上映。その後の3部では、これまでの作品で流れた楽曲と、『宇宙戦艦ヤマト 2199』第三章までのエンディングをアーティストらが心を込めて熱唱していた。
ラストは、オーケストラの演奏でアーティストと観客全員がスタンディングとなり『宇宙戦艦ヤマト』を合唱。歌い終えいつまでも鳴り止まない拍手に、宮川氏は「ありがとうございます。この拍手を父に送りましょう」と、声を震わせながら呼びかけると、続けて「人の命は短いですが、音楽の命は長いということを目の当たりにしました」と、感動の感想を語っていた。
■本日のセットリスト
●第1部/ヤマトサウンドの世界
No.1 オーバーチェア
No.2 組曲『宇宙戦艦ヤマト』Ⅰ.序曲 Ⅱ.宇宙戦艦ヤマト Ⅲ.出撃 Ⅳ.大いなる愛
No.3 探索艇
No.4 無限に広がる大宇宙
No.5 艦隊集結
No.6 地球を飛び立つヤマト
No.7 コスモタイガー(Wan・Dah・Bah)
No.8 ガミラス国家「永遠に讃えよ我が光」
No.9 銀河航路
No.10 ヤマト渦中へ
No.11 大河ヤマトのテーマ
●第2部/第11話「いつか見た世界」先行上映
●第3部/主題歌による『宇宙戦艦ヤマト』の世界
No.12 宇宙戦艦ヤマト
No.13 テレサよ永遠に
No.14 ヤマト!!新たなる旅立ち
No.15 ヤマトよ永遠に
No.16 ラブ・シュープリーム~至上の愛~
No.17 星が永遠を照らしてる
No.18 美しい地球を知る者よ
No.19 真赤なスカーフ
No.20 宇宙戦艦ヤマト