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桑名正博さん死去…美勇士「十分、奇跡は起きたと思ってます」

 今年7月15日未明、脳幹出血で倒れ入院中だった歌手・桑名正博さんが26日午前、心不全のため大阪市内の病院で亡くなった。59歳だった。

 桑名さんは大阪出身。1971年にファニー・カンパニーを結成し72年にデビュー。74年に同グループ解散後、ソロで活動し、79年にカネボウ化粧品キャンペーンソング『セクシャルバイオレットNo.1』で大ヒットを飛ばした。私生活では、77年に大麻とコカインの使用という事件も起こしたが、しっかりと復帰し80年にはアン・ルイス(56)と結婚。81年に歌手・美勇士(31)が誕生後、84年に離婚し、その後、栄子さんと再婚していた。

 27日付の東京中日スポーツ、スポーツ報知、スポーツニッポン、サンケイスポーツ、日刊スポーツ、デイリースポーツ各紙が報じており、桑名さんは26日朝から呼吸が弱まっていたそうで、家族、バックバンドのメンバーに見守られる中、静かに息を引き取ったという。

 桑名さんの遺体は病院から寺院へ移され、同日夜、近親者のみで仮通夜が営まれたという。30日の告別式後、桑名さんを乗せた霊きゅう車は、御堂筋を経由して、火葬場へ向かう予定で妹で歌手の晴子(56)は「みなさんに見送ってもらえたら」と語ったという。

 看病しながらライブ活動を続けてきた美勇士は、「おやじは必ず起き上がってくる」と信じていたがかなうことはなかった。寺院前で報道陣の取材に応じた美勇士は、「1日しか持たないと医者に言われていたのに3ヶ月も…。十分、奇跡は起きたと思ってます」と、語った。なお、美勇士はきょう27日に出演のライブは予定通り行うという。

 通夜は29日午後7時、告別式は30日午前11時半から、大阪市阿倍野区阿倍野筋4の19の115、やすらぎ天空館で営まれる。喪主は妻・栄子(えいこ)さん。

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