女優・栗山千明(28)が12日、都内で行われた宝島社が主催する「第3回『このライトノベルがすごい!』大賞」授賞式に登場した。
同社が05年より毎年刊行している同名のガイドブックから生まれたライトノベル専門の新人賞。応募総数421作品の中から大賞、優秀賞3作品、栗山千明賞2作品の計6作品が受賞した。
第1回から特別選考委員とプレゼンターを務める栗山は、「ただのラノベ(ライトノベルの略)ファンだったのに、第1回目から審査委員を努めさせていただいて光栄に思っております。ライトノベルからアニメ化されるなど、注目されている分野なので、これからも応援したい」と、満面の笑顔であいさつ。
面白い作品ばかり集まりまして審査にすごく迷いました。悩んだ結果、今回は“栗山千明賞”を2つ選ばせていただきました。素直な気持ちで審査させていただきました」と、振り返った。
大賞に選ばれた紫藤ケイさんの『ロゥド・オブ・デュラハン』について、「読み応えありました。残虐な描写の中に悲しみ、葛藤が見えてせつなく感じました。私も女性なので、仲間と戦う女性は、かっこいいなぁと思いながら読んでいた。ブラックファンタジーの世界が大好きなので、虜になりました」と、作品の世界に引き込まれ、感銘を受けていた。
【第3回受賞作品】
大賞:『ロウド・オブ・デュラハン』(著:紫藤ケイ)
栗山千明賞:『薄氷あられ、今日からアニメ部はじめました。』(著:島津緒繰)
栗山千明賞:『魔王討伐!俺、英雄…だったはずなのに!?』(著:遊馬足掻)
優秀賞:『オレを二つ(そのな)で呼ばないで!』(著:逢上央士)
優秀賞:『ファウストなう』(著:飛山裕一)
優秀賞:『剣澄む~TSURUGISM~』(著:ますくど)