舞台版『殿といっしょ』(脚本・演出:なるせゆうせい)公開オーディションの合格者発表イベントが30日、東京・お台場東京ジョイポリスで開かれ、29人のファイナリストとなるせ、原作者の大羽快氏が登場し、MCを若手俳優集団『D-BOYS』の牧田哲也(28)が務めた。
アニメ化もされるなどした戦国将軍のハチャメチャなコメディーで人気の4コマ漫画『殿といっしょ』の舞台版。250人の応募者の中から2回の選考を経て29人が、伊達政宗、徳川家康、今川義元、北条氏康の役をかけ最終オーディションに臨むこととなった。
ジーンズに黒いジャケット姿のカジュアルな装いで150人の観客の前に登場した牧田。元気いっぱいのファイナリストを前に「ちょっとうるさいですよ!」と、苦笑いで押され気味な様子を見せる。
29人は3グループに分かれ、原作にも入っている3つの言葉を盛り込むことを前提とした即興劇を披露。最初のグループは1つしかいれられなかったり、全員が出演しきれなかったりと、大変なものとなったが3グループ目はうまくまとまとめるなど、ライバルながらも29人が一丸となった。
寸劇を終え、審査中のフリートークでは、牧田が「みんな緊張していると思ったからほぐしてあげようかと思っていたけど、逆にほぐされちゃったぐらい」と勢いの良さを認めつつ、あまりに騒がしいファイナリストに「帰ろかな~」と、お茶目なボケも見せていた。
そして、いよいよ審査結果発表。伊達政宗役に宮崎秋人(みやざき・しゅうと、22)、徳川家康役に掛川大輔(かけがわ・だいすけ、19)、今川義元役に川村成一(かわむら・せいいち、32)、北条氏康役に中村敦史(なかむら・あつし、32)がそれぞれ輝き、宮崎が読み上げられた際には涙するファンも多数見受けられた。
公演は吉祥寺・前進座劇場にて11月21~29日の9日間で全13公演!
■ほか、決定しているキャスト
織田信長・永山たかし
藤吉郎・林明寛
明智光秀・前内孝文
蘭丸・市道真央
濃姫・片岡あづさ
最上義光・末野卓磨
上杉謙信・浅倉一男
浅井長政・紅葉美緒
足利義昭・西村ミツアキ
武田晴信・松雪オラキオ
武田逍遙軒・真佐夫
お市・畠山智妃
於東の方・舞風りら