スポーツタレント・池谷直樹(38)が14日、東京・練馬の練馬文化センターでミュージカル『SAMURAI ファーストセッション ~創世記~』開催を前に報道陣向けに公開舞台げいこを開いた。
ミュージックとアクロバットを融合させた、『サムライ・ロック・オーケストラ』を池谷が総合演出。アクロバット、ダンス、新体操、バトントワリング、ラート、ジャグリング、フラッグ、トランポリンなど観るものを興奮の渦に引きこむ、肉体の躍動の見える演出が盛り込まれ、そこに歌手・浜崎あゆみ(33)の曲を手がけるD・A・I氏(41)の音楽や生バンドの演奏が乗り、一体感が感じられるものとなっている。池谷自身も数演目に出演してパフォーマンスを見せることとなる。
手に汗握るさまざまなパフォーマンスを披露した後、囲み会見を開いた池谷。『サムライ・ロック・オーケストラ』を主宰した経緯について、「昨年まで僕と何名かはマッスルミュージカルをやっていたのですが、マッスルミュージカル自体がなくなってしまって、それにより僕達のパフォーマンスをするところがなくなったというがありました。それで僕達が立ち上がってやりたいというのがありました」という。
さらに、報道陣から「生バンドを入れるとコスト面がかかるのでは?」との質問が飛ぶと、「大変だと思っています」と率直に語りつつ、「僕はマッスルミュージカルがダメで潰れたとは思わないんです。ミュージカルだけならお客さんも入っていたので大丈夫だったんですけど、いろんなところに手を広げた影響があって、会社の一つとしてのコンテンツがなくなってしまったと思うんです。僕はお金儲けじゃなくて、ここにいるメンバーがパフォーマンスをして食べていけるというのが大事だと思っているので、みんなをそこの道に導いてあげたい」と、語った。
池谷は、「この作品は、いままでやってきたなかで、点数をつけるなら90点以上ある。これ以上つけるとあとが難しい。マッスルミュージカルとは比べ物にならない、芸術性を高くしています」と、胸を張る舞台。先の目標は「3年以内に常設シアターを作りたい」とぶち上げつつ、近々の目標としては、「ロングラン、アジアツアーとやって世界ツアーとやって、その後、日本全国を回りたい」と、夢を描いているよう。
「音楽とパフォーマンスの融合のすごさ。子供からおじいちゃん、おばあちゃんまで見れる。9割以上の方に観てよかったとおっしゃって、楽しい舞台です。僕も楽しんでいるし、ぜひ、観てほしいと思います」と、PRしていた。
今後は10月25、26日に東京・日本青年館大ホール、11月30日埼玉・さいたま市民会館おおみや大ホール、12月15日メルパルクTOKYOイベントホール、12月21日福島・會津風雅堂にて開催される。
■演目
・幕開け
・サムライオープニング
・魔法の世界へ
・鋼の住人
・初めての競演
・和太鼓乱舞
・心の行方
・マホウのチカラ
・もう一度…
・旗揚げ決起
・陽気な住人
・ショーウィンドウ
・3つの力
・コミカルジャンプ
・ジャンプの親玉
・ダンスな住人
・器用な住人
・エキサイトジャンプ
・マワル魔法
・火の魔法
・空中での神話
・真の旅立ち
・ラスト演舞
・メンバー紹介