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“アニキ”阪神・金本知憲選手 今季限りで引退を表明!「自分に対する限界」

 “アニキ”との愛称で親しまれ、ファンを魅了したプロ野球・阪神タイガースの金本知憲外野手(44)が12日、会見を開き今季限りで引退することを発表した。

 “鉄人”との異名を持つ金本選手は、1492試合の連続フルイニング出場の世界記録を達成。しかし、2010年3月17日にオープン戦の試合前練習で若手選手とぶつかり右肩を負傷し、後に右肩棘上筋の完全断裂と判明する重傷と判明。このけがが元となり同年4月18日横浜戦(横浜)で先発を外れ記録が止まっていた。

 13日付のデイリースポーツ、東京中日スポーツ、日刊スポーツ、スポーツニッポン、スポーツ報知、サンケイスポーツ各紙が報じており、会見に報道陣は100人以上が詰めかける中、金本選手は引退を表明した後、ファンへの思いを問われ、瞳をうるませつつ、「かなり落ちぶれてからはバッシングとかも多かったですけど、こんな成績でも一生懸命励ましてくれたファンというか…」とコメントすると、落涙。

 最近では、代打起用と振るわなかったことに「特にこの3年間は惨めというか自分がみっともなくて、かわいそうというか。自分でかわいそうというのもおかしいのですが、プロに入って、最初と最後の3年間は、こんなに苦しい人生あるんかなという3年間だった」と、苦悩の心境を吐露した。

 引退については、「いろいろ理由はたくさんありますし、自分に対する限界かなという思いもありますし。時代の流れというか若手に切り替わっていく中で、いつまでもいいときのパフォーマンスが出せない自分がいるのも、やはり肩身が狭い思いもありましたし、体がしんどいなっていう思いもあります」と率直に語った。

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