俳優・藤岡弘、(66)とモデルでタレント・中村アン(24)が12日、都内で行われた『インディ・ジョーンズ コンプリート・アドベンチャーズ』(パラマウント・ジャパン)ブルーレイBOX発売記念イベントに出席した。
シリーズの大ファンと話す藤岡は、 『インディ・ジョーンズ』の魅力を、「息もつかせぬ展開、見ごたえのあるスケールが素晴らしい。どんどん前進していくインディの魅力に引き込まれていくね。音楽も躍動感を与えるし、今回のブルーレイは音響も映像も素晴らしい」と、目を細めながら笑顔で話す。中村は、「冒険って、普段はなかなかできないですから。インディのような映像でしか楽しめないので、疲れた時とかに冒険心を思い出させてくれますね」と、ニッコリ。
この日、作品にちなんで冒険家をイメージさせる衣装で登場した2人。藤岡が、「僕は普段着みたいな感じかな。自然の中ではこういう格好になっちゃうので、自分に合っていて違和感が全然無いな」と、笑顔で話し、中村の装いを、「すごい似合ってるよ、初めて着たとは思えない」と、絶賛。すると、中村が、「一緒に冒険したいですね」と、応える。これには、人気テレビ番組『藤岡弘、探検シリーズ』で“隊長”を務めた藤岡も、「いいですね~。こんな女性が一緒の冒険だったら最高ですね。男にとって、女性はひとつのロマンじゃないですかね」と、目尻が下がりっ放しだ。
さらに藤岡が、「寂しいじゃないですか、一人の冒険じゃ。女性を守るために必死になれる男の本能ってのがいいじゃないですか。男たるもの、愛する者を守れないようじゃ男じゃないよね。やっぱり、愛する者を守るための普段からの備えは持つべき。それが男のたしなみ」と、熱弁を振るうと、中村は、「そういうのを後ろで見てて惚れちゃうんですよ女性は。“インディ男子”ですね。草食男子が流行ってますけど、私はワイルドな方が好き!“インディ男子”を世の中に広めたいです。リーダーシップを持った逞しい男性がもっと増えて欲しい」と、ますます藤岡を喜ばせるコメントを。
自らの冒険を『インディ・ジョーンズ』と重ねる藤岡は、映画さながらの危険な目にもあってきたそうで、「アマゾンの村で、うっかり入ってはいけないところに踏み込んでしまい、何10人もの原住民たちに弓を引かれたときはさすがに心臓が止まるかと思いましたね。ベトナムとラオスの間の洞窟では、何百匹ものヘビに遭遇したことも。実は僕はヘビは大の苦手なんだよ」と、苦笑い。中村は藤岡の冒険談に驚きながらも、「まさにインディそのもの。日本のインディ・ジョーンズですね!」と、報道陣を沸かせる。
イベントでは、映画にちなみ藤岡が『ターゲット・ウィップ』と呼ばれる、ムチで的を狙うパフォーマンスにも挑戦。古武道家として日本刀、冒険家としてはナイフなどの扱いに慣れているという藤岡だが、ムチ扱うのは初めて。見事に約4メートル離れた的に命中させると盛大な拍手が。
「インディの気持ちになれましたね、ムチも面白いですね。僕は結構自分に合いそうだと思った。少し練習すれば自分のものになりそう」と、感想を述べる藤岡、「こういうのもつと冒険心がそそられますね。男もムチのようにしなやかで強靭な男にならなきゃいかんね」と、話し、「まだまだ未踏の地はたくさん。男だったら感動を求めて旅をすべきだね。視野が広まって、決断力や判断力が身につく。そうやって実践で身につけたことが役に立つのであって、机上の論理ではダメ。逃げない負けない屈しない、諦めないという、男の本能をもう一回呼び覚まして、日本の再生、復活を。そういう心を込めて男はよみがえってもらいたい。覚醒せよ、男たちよ」と、熱く語った。
藤岡が使ったムチを手にした中村は、ムチに対するイメージが変わったかとの質問に、「どういう時に使うんでしたっけ?ムチって人に対しても…。どういうイメージ?あんまり言えないですよ」と、赤面してしまい、察した報道陣を爆笑させた。また、中村は、「宝物といえば、今は自分の家族がいますが、私も将来、自分の家族のような大切な宝物を見つけたいですね」と、笑顔で抱負を語った。
レストア修復された第1作『レイダース 失われたアーク《聖櫃》』をはじめ、『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』もリマスターされ、高画質・高音質でシリーズ4作を完全網羅するブルーレイBOX『インディ・ジョーンズ コンプリート・アドベンチャーズ』は14日(金)より、1万3650円(税込)にて発売開始!