女優・広末涼子(32)が12日、都内で行われた『niko and…(ニコアンド)』初CM発表会に出席した。
ライフスタイルを提唱する株式会社トリニティアーツが展開するアパレルブランド『niko and…』は、初となるTVCM『不完全なひと篇』を13日より放送。同CMが場内でも流れ、CMキャラクターに起用された広末がネイルを塗ったり、食事をしたり、お風呂で泣いていたりという素の表情をのぞかせた姿が映し出された。
同社代表取締役・木村治氏の挨拶の後、広末はベージュのワンピース、ニットのカーディガン、ブーツをすべて『niko and…』で揃え、登場。「凄く嬉しかったです。大好きなお洋服のCMに出させていただけるということで、凄くワクワクしてました」と、起用された喜びを語った。
広末自身も「できあがったのを見て、凄く大好きな作品。音もそうだし、オーロラとか雪山の映像もステキで、気に入りました」とお気に入りの同CM。『niko and…』は“不完全な自分にスタイルを加える”をブランドコンセプトとしており、「たしかに女優さんって美のお手本でなきゃいけない、完璧でなきゃいけないところもあるかもしれないけど、それ以前に一人の人間で、一人の女性。大人になっても一人の女の子で、女心と秋の空じゃないけど、変化のある部分を自然体で表現してもらった」と、不完全な自分を惜しげもなく出しているようだ。
基本的に撮影は長回しで、自由演技だったようで、「本当に『カメラを意識しないで、遊んでほしい』と女性の監督さんに言われた。廊下でお掃除してるのに、ほうきやぬいぐるみで遊んじゃったり。私は掃除をしてたら遊ばないんだけど~と思いながら」と苦笑いしながら、「生活観に迫られない、自由な日常みたいなものを表現した」と振り返った。
実際に人が住んでいる部屋で撮影され、洋服だけでなく、雑貨やインテリアも『niko and…』の物だったことに「洋服だけかと思ったら、凄く雑貨もかわいかった」と、驚きの表情。そして、「いっぱいぬいぐるみがあって、一匹だけ動いてるヤツが入ってるんですけどね。監督さんのワンちゃんなんだけど、凄くいい子ちゃんでかわいかった。埋もれてると落ち着くみたい」と、犬との共演にも笑顔を見せる。
また、印象的なシーンについては、「お風呂で泣くシーンは一番最後に回してくれて、一人きりの世界にしてくれた」と監督の気遣いに感謝し、食事のシーンでは少女のような顔つきだが、「お店のお母さんが作ってくれたハンバーグとか凄く美味しくて。女の子ってたくさん食べたいけど、ダイエットしたいじゃないですか。それも“不完全な私”にマッチしている」と、ブランドコンセプトにちなんだコメント。
自身の一人の時間は少なくなってきたとのことだが、「逆にお仕事のこういう時間が自分を見つめている。鏡の前にいる時間も長くなるし。とくに意識はしてないですね。一人にならなきゃいけない時間は、台本を読むときだけ」と、仕事モードのときに実感するよう。大切にしている生活の中でのスタイルについては、「まず無理しないで、自然体な自分でいられること。でも、頑張るのも好きだから、アクティブにたくさん吸収して、たくさん外にも発していきたい」と、飾らずに語った。
今後は、15日より映画『鍵泥棒のメソッド』が公開となり、WOWOWドラマや舞台にも出演するなど精力的に活動を続ける。