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櫻井孝宏「ベルセルク」最終章に苦しい心境!“イワナガッツ”台本読み「力を持っていかれた」

櫻井孝宏「ベルセルク」最終章に苦しい心境!“イワナガッツ”台本読み「力を持っていかれた」
「ベルセルク」アフレコに臨む左から窪岡監督、櫻井孝宏、岩永洋昭、行成とあ

 アニメーション映画『ベルセルク 黄金時代篇Ⅲ 降臨』(監督:窪岡俊之/配給:ワーナー・ブラザース映画)アフレコ現場取材が7日、都内スタジオで開かれガッツ役・岩永洋昭、グリフィス役・櫻井孝宏、キャスカ役・行成とあがアフレコを前に会見を開いた。

 20年以上の連載がいまなお続くダークファンタジー漫画『ベルセルク』の黄金時代篇3部作もいよいよラスト。ガッツに敗れ失意に陥り、それが元でシャルロット王女を陵辱したことからミッドランド国地下に幽閉されたグリフィス。一方、『鷹の団』を抜けたガッツは、キャスカ率いる『鷹の団』へと再び戻り、ともにグリフィスを救出することとなる。しかし、グリフィスは拷問の末、舌や足の腱などを切られてしまい以前のような夢を追うことのできる体ではなくなっていた。そんなとき、「覇王の卵」と呼ばれる魔法の石であるベヘリットがグリフィスに呼びかけることとなり…。

 3人に『Ⅰ』から通しての感想を求めると、岩永は、本作が声優初挑戦となったが、「ガッツとして声を入れる側として、どんどん責任感が出てきて、いい意味でプレッシャーが重なっていって、もっと自分ができる限りの作品にしていい作品にしたいなという気持ちになってきましたね」と、振り返る。

櫻井孝宏「ベルセルク」最終章に苦しい心境!“イワナガッツ”台本読み「力を持っていかれた」

 一方、グリフィスに感情を移入している櫻井は、本日が初アフレコ。「降魔の儀」によりともに戦っていた仲間たちを死に追いやる立場となるが、「その瞬間を迎えるとつらいもので、すごく彼らにとっていい時代が終わりを告げるというのが、苦しいですね。僕自身もグリフィスの気持ちを追ってきているので、彼の気持ちに寄り添おうと思うと自分も堕ちていってしまう気がして見ています」と、胸の内を吐露。

 行成も「台本とにらめっこしながら観て、知っているはずなのに、より一層苦しくなるんです。自分の心がキャスカと一緒になってきているのか、心がグラグラしてます。すごくつらいですね。でも、黄金時代篇はこの話がないと成立しないので」と、語った。

 そんな重たく、アクションも凄惨で激しいものとなるが、岩永は「台本を読むだけですごく力を持っていかれた。これで、声入れたら立っていられるかな。持っていかれたというのがあって、それだけすごいパワフル。ガッツは最後の方はただ叫ぶというのを、絵からも見て取れた。死ぬ気でいかないとなと思いました」と、気持ちを明かすことも。

 櫻井は、出来栄えについて触れ、「キャラクターの表情とか動きを見ているだけで伝わってきそうな迫力です」と、圧倒されているそうだが、本作のグリフィスには手こずっているようで、「キャラクターの気持ちもあるので複雑な心境。ちょっと読み取れないところまで行ってしまった感じです。彼の体も今まで通りじゃないので、いままで観てた方はどういうふうに彼の感情を追っていくのかなと。『捧げる』というセリフは大きな意味合いを持っている。彼のセリフは作品を観ている人からは拒絶したくなるかもしれませんが、触れてもらえたらなと思います」。

 行成も、「1、2部ときてキャスカも変わってきて、キャスカも弱い女の子の部分とかがポロッと出たり、逆に強い部分という差が出て、キャスカに起こることで変わってしまうキャスカというか。私の中で印象に残っているセリフは『疲れちゃった』ですけど、全部思い入れ深すぎて選べないです」と、とつとつと胸の中に締まっている思いを語った。

櫻井孝宏「ベルセルク」最終章に苦しい心境!“イワナガッツ”台本読み「力を持っていかれた」
「2700」八十島、ツネ、チョコレートプラネット長田も登場

 3人とも感情移入しすぎて、重たくなりがちな会見となったが、ここで、宣伝隊長を務めるお笑いコンビ『2700』の八十島(28)、ツネ(29)とともに、本格コント番組『パワープリン』(TBS系)声優オーディションに勝利したチョコレートプラネット長田(32)が登場し、一気に笑い声あふれるものに。

 『2700』の2人は切り込み隊隊員として、ガッツとともに戦場を駆けるが、八十島が「なんかやってるうちにガンダムのアムロみたいになって、『お願いします隊長!』って言って、いいよって言われました」と、したり顔。これに櫻井が「ベルセルクのTシャツ着てガンダム、ガンダムって言わないほうが…」と、やんわりとツッコミを入れつつも、「テイクを重ねればどんどんうまくなってましたよ」と、フォロー。さらに、八十島が「フォルムから(ガッツに)似ている人っていないですよね」というと、櫻井が「“イワナガッツ”って言われてます」と、愛称を明かし楽しげだった。

 映画『ベルセルク 黄金時代篇Ⅲ 降臨』は2013年正月に全国ロードショー!

櫻井孝宏「ベルセルク」最終章に苦しい心境!“イワナガッツ”台本読み「力を持っていかれた」

櫻井孝宏「ベルセルク」最終章に苦しい心境!“イワナガッツ”台本読み「力を持っていかれた」
爆笑しながらトークを繰り広げる
櫻井孝宏「ベルセルク」最終章に苦しい心境!“イワナガッツ”台本読み「力を持っていかれた」
ツネが気持ちを込めてセリフを読む
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岩永に食って掛かるツネ
櫻井孝宏「ベルセルク」最終章に苦しい心境!“イワナガッツ”台本読み「力を持っていかれた」
スタジオ内に笑い声がこだまする
櫻井孝宏「ベルセルク」最終章に苦しい心境!“イワナガッツ”台本読み「力を持っていかれた」
チョコレートプラネット長田はベルセルク愛のためキャラをかなぐり捨てる
櫻井孝宏「ベルセルク」最終章に苦しい心境!“イワナガッツ”台本読み「力を持っていかれた」
チョコレートプラネット長田の熱弁を聞く一同
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ポスター
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