メンタリストDaiGo（26）が18日、都内で行われた映画『LOOPER』（監督：ライアン・ジョンソン／配給：ギャガ、ポニーキャニオン）のCMオピニオン発表会に登場し、未来の犯罪者を消す職業「ルーパー」という映画のストーリーに関連して、「過去に戻るならいつ？」と、問われれ、「（今年4月に亡くなった）母親にお礼を言いたい。お礼をいうべき人たちにお礼を言いたい」と、神妙に語った。
未来の犯罪者を消す職業「ルーパー」。彼らは、どんなターゲットも必ず消さなければならない。たとえそれが「未来の自分」であっても。失敗は、自身の死を意味する。タイム・トラベルのタブーに挑む、新感覚SFアクション。
初CMが映画のPRとなったDaiGoは、「緊張しました。ボクがどうプレゼンするかに寄って、お客さんが誘導される責任がありますので、頑張りました」と、勝手が違うことに戸惑ったという。
映画を一足早く見たDaiGoは、「最後のオチの部分がおもしろい。オチをあえて想像させておいて裏切ると、心理を誘導しているので、参考になりました。ストーリーの緻密さを楽しんでいただければ」と、脱帽。
映画に関連して、未来と過去どちらにタイム・トラベルしたいか問われると、「未来の選択に迷っている状態。うまくいった自分に戻ってきてもらって、アドバイスを貰いたい」と、悩んでいる本音を吐露。さらに、「過去に戻るなら、（今年、亡くなった）母親にお礼を言いたい。お礼をいうべき人たちにお礼を言いたい」と、神妙に語った。
DaiGoといえば、11月30日に放送されたバラエティー番組『中居正広の金曜日のスマたちへ』（TBS系）で「芸能界引退」発言をしたが、それについて問われると、「テレビでバラエティーだったのでフィーチャーされましたけど、いまやっているパフォーマンスだけではなく、いろいろと広げていきたい。パフォーマーとしてのメンタリストは終わりです」と、真意を説明。
具体的には、「メンタリストは、人の心を読み、誘導して操るというのが職業。昔から、占い師、霊能力者と呼び名を変えて、何千年も前から誘導し、人の心を動かしてきた。見世物ではなく、価値を提供し、“技術（テクニック）”を公表して、みんなでシェアしていき、ビジネス、恋愛や人間関係などに応用できる技術として広げるという活動していきたい」と、出版、コメンテーターなど、幅広いジャンルで活動していき、「実際の生活に役立ち、社会に貢献出来れば」と語った。
囲み取材で、女性が、「恋人が浮気しているかもしれないという嘘を見抜くコツを聞くと、DaiGoは、「いま彼氏はいますか？」と聞き、「いまはいません」というと、「本当に？じゃ、最近まではいた」と、メンタリストの本領を発揮。女性がしどろもどろになるシーンがあり、報道陣がドッと湧いた。
本題として、「きのう何食べた？」「何を作ってあげたい？」と、2つの質問をする。この女性の場合は、想像するときは目線が上に行き、記憶を話すときは目線が腕に行く（目線の動きは人によって違う）。「目をどっちに動かすかで特徴がでる」と解説する。
続いて、「彼女が嘘ついていると見破ってどうしますか？」と問われたDaiGoは、「嘘の意味がわからないとダメ。嘘には2つあって、黒い嘘は騙そうとするもので、白い嘘は相手を気遣って騙すもの。相手の心に寄り添う事が大事で、嘘を見ぬいて困ったことはない。何で嘘ついたのか、嘘をつく状況に追い詰めちゃったのかと考える」と、説明した。
イベントでは、当日、撮影したばかりのCMをあらためてカメラの前で実演。お得意の「フォーク曲げパフォーマンス」と、色違いの3種類のブルース・ウィリスのお面（赤、青、黄）を準備し、マスコミの代表がどれかひとつを選び、目隠しをしたDaiGoが何色を選んだか当てるという「透視パフォーマンス」でマスコミをうならせた。
同映画は、2013年1月12日より、丸の内ルーブル他、全国ロードショー。
