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藤原竜也『I’M FLASH!』非常識ロケ恨むも、豊田監督から「一番常識ない」と一蹴!

藤原竜也『I'M FLASH!』非常識ロケ恨むも、豊田監督から「一番常識ない」と一蹴!_10
豊田監督(右)が藤原にチクリ!

 俳優・藤原竜也(30)が20日、都内・渋谷区代官山の旧山手通り周辺に特設された『DAIKANYAMA ART STREET』オープニングセレモニーに出席。『僕らの7日間映画祭』特別招待オープニング作品として、自身の主演映画『I’M FLASH!』(監督:豊田利晃/配給:ファントム・フィルム)のトークセッションを豊田監督とともに行った。

 “常識に尻を向けろ”をテーマに、数十組のアーティストが集う『DAIKANYAMA ART STREET』が、きょう20日から26日まで開催。オープニングセレモニーの会場には、トヨタの新型自動車『AURIS』も展示され、『明和電気』の土佐信道(45)らにより、テープカットが盛大に行われた。

 続いて、藤原、豊田監督もセレモニーに登場。同イベント開催中の1週間、『僕らの7日間映画祭』が開催され、『I’M FLASH!』は特別招待オープニング作品としてラインナップされており、豊田監督が「いまホットな場所で、若いオーガナイザーのイベントに出ることができて、とても嬉しく思っています。ぜひ映画を観に来てください」と、呼びかける。藤原も「こんなステキな場所に呼んでいただいて、ありがとうございます。多くの人にこの映画を届けたいと思っています。本当に豊田監督がいい意味で攻撃的な作品を撮ってくれたので、どんどんこういう場所から発信していけたらいい」とメッセージを送った。
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 そして、場所を移し、2人による『I’M FLASH!』のトークセッションへ。同映画は、藤原扮する新興宗教団体『ライフイズビューティフル』の若き三代目教祖・吉野ルイを主人公としたストーリー。ルイはある夜、謎の美女・流美(水原希子)と出会い、2人でドライブに出掛けるが、衝突事故を起こしてしまう。教団側は事故の揉み消しに躍起になり、ルイを沖縄に逃避させ、身辺警護のために3人のボディガードが雇われるが…。

 舞台や映画でも個性的な演技で地位を確立している藤原と、『アンチェイン』、『ナイン・ソウルズ』などで独特な世界観を発揮している豊田監督が、出会いから5年越しでタッグ結成。豊田監督が「舞台に出ている藤原君じゃなくて、もっと藤原竜也自身に近いような背景を撮りたいと思って、一緒に仕事することを楽しみにしていた」と、そのきっかけを語れば、藤原も「『ポルノスター』、『青い春』、『蘇りの血』にしても、観終わって劇場を後にすると、何か打ちのめされたような力強さがある。いままで僕らが触れてなかったような才能で、早く仕事したいとずっと思っていた」と呼応する。

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豊田ワールドは健在

 撮影を終えて、「また一緒に仕事したいな。凄く楽しかったので」と豊田監督がラブコールを送れば、藤原も「大変な撮影だったけど、素晴らしい貴重な経験をさせてもらった。また1本でも、2本でも一緒にやって、鍛えてもらいたい」と、もはや相思相愛だ。

 17日間の過密スケジュールで、沖縄で撮影。しかも、撮影時期である昨年9月の沖縄は、ちょうど台風シーズンで、一気に台風が3つ来たという。だが、豊田監督は「台風が来たら、休めるからラッキーと思ってたんですけど、台風の真ん中にいたから凄く晴れちゃって。それで17日間ノンストップで撮影しました」とあっけらかん。カーチェイスあり、銃撃戦あり、水中ありで、役者にとってはハードな撮影の連続だったが、藤原は「水中は撮影前の数ヵ月前に訓練して、ちゃんと潜れるようになった」と、役者としての鍛錬も怠らない。

 『DAIKANYAMA ART STREET』のテーマになぞらえ、“常識に尻を向けている2人”と紹介された藤原、豊田監督に「どうやって常識を覆してきたのか」と、MCから質問が。これに豊田監督が、「常識は予算を守ることですよ。常識破りは、予算を超えること」と答え、場内が笑いに包まれる。すると、場内にいたプロデューサーらを見つけ、「皆さんすいませんでした。『もう一日撮影させてください!』って土下座でお願いするしかないです」と頭を下げた。

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監督に恨み節

 お次は、藤原が「僕の周りには常識がないようなヤツばっかりなので…」とこぼすも、豊田監督が「一番常識ないよね(笑)」と藤原に突っ込み、場内爆笑! これに藤原も「まあ、そうかもしれないけど…」と苦笑いだったが、「現場に常に真面目に入ることが常識と思っていたんだけど、監督の現場ではそれが覆された。真面目じゃなくても別にいいやと思って。僕らの世界には、あんまり常識はないですね」と、豊田監督に反撃する。

 独特な世界観を持つ豊田監督が、「普通のことやってても面白くないじゃないですか。誰もやったことないことやったほうがいい。“生と死”という重いテーマではあるけど、映像と音楽、沖縄の海だったり、エンターテイメントとして楽しんでください」とコメントすると、観客も思わずウンウンとうなずく。

 最後に、藤原が「海で何度も死にそうになり、沖縄を何度も逃げ出そうとして、監督を何度も引っぱたこうとしたけど、それぐらいの思いが詰まった作品。つまらなかったら監督のせい。面白かったらみんなに宣伝してください」と、豊田監督に恨み節を炸裂させつつ、同映画をアピールした。

 トークセッション終了後、同映画が上映。もちろん、まだ内容は詳しく明かせないが、一瞬たりともスクリーンから目が離せない緊張感が続く“豊田ワールド”ここに在り。松田龍平、永山絢斗、元『アナーキー』の仲野茂によるボディガードが、三者三様でいい味を出しており、板尾創路、大楠道代ら脇を固めているキャストにも注目だ。

 また、主題歌は柴山俊之・作詞、鮎川誠・作曲による「I’M FALSH」。同曲のために、Vo.チバユウスケ、Dr.中村達也、Gt.ヤマジカズヒデ、Ba.KenKenの豪華メンバーで『I’M FLASH!BAND』が結成されている。衝撃的な同映画の余韻に浸る間もなく、ギンギンの骨太ロックサウンドで、エンドロールで流れる「I’M FLASH」は秀逸だ。

 9月1日より全国公開!

 

 

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藤原竜也
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藤原竜也
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豊田利晃監督
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フォトセッション
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明和電気の土佐信道
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テープカット
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AURIS(レッド)
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メカニズムも公開
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