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【ロンドン五輪】女子レスリングフリー63キロ級!伊調馨、メダル確定で3連覇に死角なし

 ロンドンオリンピック第13日目の8日、レスリングは女子フリー63キロ級が行われ、オリンピック3連覇をかけた伊調馨(=ALSOK、28)が登場。2003年3月から数えて出場した試合は、149連勝中(途中、ケガで不戦敗が1回あるため)と、10年近く負けなしという実力どおり、危なげなく決勝に進出し、3大会連続メダルを確定させ、日本女子初の3連覇に王手をかけた。

 2回戦 伊調馨 ○(4‐0、2‐1)× マーティン・ダグレニアー(カナダ)

 第1ピリオド、開始40秒で伊調が片足タックルにいき1ポイント。そのままバックを取って2ポイントの計3ポイントを獲得。続いて、1分過ぎに、がぶりから回り込んでバックを取り、さらに1ポイント追加。4‐0で取る。

 第2ピリオド、開始30秒過ぎ、伊調は片足タックルからバックを取られ、1ポイントを先取される。なかなか飛び込めない伊調だったが終了2秒前、片足タックルから1ポイントを奪い、同点にする。

 同点の場合は後にポイントを取った選手が優先されるため、相手は、時間がオーバーしていたのではないかとビデオ判定を求める「チャレンジ」をする。しかし、伊調のポイントが有効とされ、「チャレンジ」失敗でさらに、1ポイント入る。伊調の勝利が決まる。

 準々決勝 伊調馨 ○(1‐0、4‐0)× ハンナカタリナ・ヨハンソン(スウェーデン)

 4年前の北京オリンピックでは、勝っている相手。相手は腕を取ろうとするが、伊調の動きが早くて取れない。伊調はがぶりからバックをとろうと狙う。1分30秒、伊調は片足タックルから足をとってバックに回り1ポイント先制。

 第2ピリオド、1分経過して、タックルを切ってバックをとり1ポイント。ローリングさせて2ポイント。バックをとって1ポイントと、着実に追加。4‐0と危なげない勝利。

 準決勝 伊調馨 ○(1‐0、4‐0)バトチェチェグ・ソロンゾンボルド(モンゴル)

 第1ピリオド、開始40秒、伊調は片足をとってバックに回るもポイントとは認められず、惜しいチャンスを逃す。残り10秒で、伊調はタックルから、相手の中に入って場外に押し出し1ポイント。1‐0で取る。

 第2ピリオド、開始40秒、伊調は片足タックルからバックに回って1ポイント。そのまま得意の股裂きからのローリングを狙うもスタンディングの指示。1分過ぎ、相手のタックルを切って、バックに回って1ポイントをとる。1分10秒、ニアホールドで2ポイントを奪い4‐0として勝利。

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