NO IMAGE

【ロンドン五輪】競泳女子メドレーリレー日本新で銅メダル!寺川「メダル取れて嬉しい」

 ロンドンオリンピック大会9日目の4日、競泳は、男女最後の種目の「女子4×100mメドレーリレー」決勝が行われ、日本チームは背泳ぎ・寺川綾(=ミズノ、27)、平泳ぎ・鈴木聡美(=山梨学院大、21)、バタフライ・加藤ゆか(=東京SC、25)、自由形・上田春佳(=キッコーマン、24)らで挑み、ロシアを振り切って3分55秒73の日本新記録で3位の銅メダルを獲得した。日本女子は、シドニーオリンピック以来3大会ぶりのメダルを手にした。

 有力外国勢が予選と決勝でメンバーをガラリと変えてくる中、日本は銅メダルの寺川、銀と銅の2種目メダリストの鈴木ら、予選と変わらぬベストメンバーで挑む。

 第1泳者の寺川がアメリカについで2位で、第2泳者の鈴木へつなぐと、鈴木が一端は順位を4番手と落とすが、後半強い鈴木は、3番手まで上げ、第3泳者の加藤へつなぐ。加藤はロシアとオーストラリアをかわし2位に上がる健闘を見せる。最終的には、3位でアンカーの上田に渡す。4位で最終ターンをした上田は、最後の残り50メートルで、ロシアと中国との銅メダル争いに加わる泳ぎをする。最後の数メートルで、ロシアをかわし3位に入った。

 3位に入ったのがわかると、メンバーたちはみんなで抱き合って喜びを爆発させ、応援席に向かって満面の笑みで手を振る。

 寺川は、「自己ベストにはわずかに及ばなかったんですけど、メダル取れたので嬉しいことない」と、喜びを爆発させ、鈴木は、「予選はダメだったので、決勝では渾身の力をふりしぼって(加藤)ゆかさんにつなげました」と、興奮冷めやらず語る。

 そして、加藤は、「(最後は)いつもどおりバテてしまったんですけど、日本が一番チーム力が高いと思っていたので」と、チーム力の勝利を強調する。最後に頑張って3位になった上田は、「私もドキドキしました。3人がいい(順位の)とこで来ているので、(その順位を)落とさないで、メダル持って帰りたいという想いで泳いだ。それがつながった」と、笑顔で語った。

広告