
女優・大地真央(56)が4日、東京・明治座で創業140周年記念8月公演となる主演舞台『大江戸緋鳥808』(演出:岡村俊一)初日を華やかに開幕。その終了後、女優・湖月わたる(41)、貴城けい(38)、俳優・東幹久(32)とともに衣装姿で会見を開いた。
漫画家・石ノ森章太郎作品を初の舞台化。江戸幕府で勃発したお家騒動を背景とし、昼は吉原の花魁・高尾太夫、夜は義賊として江戸の街を守る“くノ一”緋鳥(ひちょう)を大地が熱演する。緋鳥を見捨てた忍び集団・卍党とのシリアスな戦いが軸となるが、緋鳥が身を隠す江戸の長屋での人情話なども入り、緩急あるテンポの良い作品で、ラストには大地、湖月、貴城それぞれの歌謡ショーもあるなど3人の魅力も存分に楽しめる舞台だ。
大地は、実に12着13回のお色直しなど、出ずっぱりのフル回転となり「衣装とカツラが重いですね。舞台裏を走り回っています」と、大変な様子。この日の会見も、ファンの3度にわたるカーテンコールに応えたため予定時間を20分以上遅れるほどの反響を見せるなど、「幸せな初日でした」と手応えも感じているよう。
そんな舞台の稽古では、座長としてというだけでなく、「適当ができなくて」という大地の性格により、いつも全力で臨んでいるそうで、宝塚の後輩に当たる湖月は「後光がさしてます!」と、興奮気味。同じく後輩の貴城も「大地さんと一緒の稽古が嬉しくて、舞台上でやっと目が合わせられるようになりました。綺麗すぎます!」と、尊敬の眼差しを寄せる。一方の東は、「舞台上でドギマギする訳にはいかないです」と、気持ちを抑えつつも、「役で(大地に)バカヤロウっていえるのでおいしくやらせてもらってます」と、語った。
また、4日未明に開かれたロンドン五輪で、サッカー女子のなでしこJAPANが、ブラジルを撃破し準決勝へ駒を進めるなど日本を歓喜の渦に包んだが、大地も「負けてられないというかすごいです」と、励みになっているようで、舞台へ「27日まで気合です。オリンピックの金を獲ります!」と、意気込みを見せていた。
「笑って泣けて小さいお子さんも楽しんでいただける」と、大地が自信を持ってPRした同公演は8月4日から27日まで東京・明治座にて上演!














