世界的アイドルである『サンリオ』（株式会社サンリオ）の人気キャラクターのハローキティがスーパーヒーローに変身した「ICHIGOMAN」となって、22日、東京・『原宿キデイランド』（株式会社キデイランド）に初お披露目され、ハローキティのデザイナー、山口裕子さんとともに店頭で、ファンとの記念撮影に収まった。
午後3時過ぎ、キティちゃんのデザイナーである山口氏が登場すると、「原宿キデイランド」前は、親子連れや幅広い年齢層の女の子から外人さんまで、あっという間に黒山の人だかり。中には“キティラー”と言われる、グッズから洋服まで、全身キティちゃんでコーディネイトされたコアなファンもチラホラ。
山口氏の呼びかけで、「パワーズ ハローキティ―」と、店頭に集まったファンたちが、大きな声で続くと、キティちゃんが変身したスーパーヒーロー「ICHIGOMAN」が登場。お腹に苺のベルトを着け、耳も苺になった可愛らしいヒーローが登場すると、店舗前は歓声に包まれた。耳とベルトのいちこが光ると日子供たちからさらに大きな「光ってるぅー」の歓声が。
人間の持つ腹黒い心や邪悪な心が生み出したモンスターと戦う“スーパーヒーロー”という設定。ハローキティが、あることをきっかけに手にしたという古い絵本の導きで、「ICHIGOMAN」に変身することになったという。
山口氏は、「小さいころからヒーローものが大好きで、ヒーローグッズを買っては、男の子たちと遊んでいた」そうで、これまでもキティちゃんはいろいろと“変身”させてきたが、これまではどちらかというと“かぶり物”に近かったが、今回はスーパーヒーロー「ICHIGOMAN」へと本格的に変身することとなった。
原点となったのは、昨年行われた「ハローキティ アート展」。そこに「いちごキティ」として登場。評判がよく、「ぜひグッズを作ってほしい」との声が多く、実際の売れ行きも好調だった。
山口氏の構想は、グッズだけにとどまらず、「秋にはショーを作りたい」と、サンリオピューロランドでのショーも企画中。さらに、「ヒーローものなので、アニメ、実写版を特撮で作りたい。それにはICHIGOMAN一人ではでは足りないので、同じ戦うヒーローを8月12日の表参道ヒルズで新しいキャラクターを発表します。悪役もこれから考えます」と、構想は具体的。
ヒーローといえば、男の子の憧れだが、「男の子たちにも賛同して欲しいので、『いいなぁ』と思えるような秘密兵器を考えています」と、映像化に向けて、山口氏の頭の中では着々と練られている。
イベントの方は、午後3時と午後5時の2回、山口氏が40人限定（1回20人）のサイン会を行い、その場で「ICHIGOMAN」のイラストを描きサイン色紙を手渡すという“キティラー”にはたまらないものとなった。
キティちゃんと共に戦うヒーローは誰でどんなヒーローなのか、悪役はどうなるのか、興味は尽きない。
