NO IMAGE

坂本真綾、いろいろな「どれぐらい私が好き?」が詰まった奥深い愛の物語をアピール

坂本真綾、いろいろな「どれぐらい私が好き?」が詰まった奥深い愛の物語をアピール
坂本真綾

 声優で歌手の坂本真綾(32)が11日都内で行われたアニメ映画『夜のとばり』(監督:ミッシェル・オスロ/配給:三鷹の森ジブリ美術館/スタジオジブリ)の大ヒット御礼舞台あいさつに、逢笠恵祐(25)とともに登場した。

 同映画は、『キリクと魔女』(99)、『アズールとアスマール』(07)でフランス・アニメーショ映画最大のヒット記録を持つ、鬼才ミッシェル・オスロ監督の最新作。呪われた人を愛した時、生贄として殺される少女を愛した時、愛の証に愛する者の命を奪わねばならない時など、愛の深さが試されるという少年と少女が紡ぐ、6つの愛の物語。オスロ監督特有の豊かな色彩と光影で描かれた、圧倒的な映像美で語られるアニメーション作品。

 声優としてだけでなく、歌手としても2010年には武道館でコンサート行い、今月7月25日にはNEWシングルを発売するなど大活躍。少女役で5話に出演している坂本は、「影絵とうかがっていたので、最初はトーンの暗い静かな作品を想像していたんですが、テンポ感がありカラフルで明るかった。影絵のイメージがガラッと変わりました」と魅力を語る。

坂本真綾、いろいろな「どれぐらい私が好き?」が詰まった奥深い愛の物語をアピール

 一方、少年役として全6話に登場した逢笠は、『アズールとアスマール』などのオスロ監督の作品を見ていたという逢笠は、「この仕事をいただいた時はビックリ」したそうで、作品を見て「影絵の美しさ、色彩感の美しさ。おとぎ話特有の意外なストーリー展開やキャラクターが魅力的だったのを覚えています」と、緊張気味に語った。

坂本真綾、いろいろな「どれぐらい私が好き?」が詰まった奥深い愛の物語をアピール
影絵のイメージがガラッと変わった

 役作りに関して坂本は、「それぞれ前提が違うキャラに扮していくのは、台本読むと大変だなぁと思いました。でも、フランス語の音声が入っていて、(オリジナル版の女優さんが)声色で変化を付けていくというより、その世界にマッチしたお芝居をしていたので、自然に1個1個成立していけばいいのかなと思いました。その結果、思ったよりも世界観に入っていけました」と、ほほ笑みながら感想を語った。

 影絵の吹き替えと言うことで、苦労した点を聞かれた坂本は、「口の動きに合わせなくていいというところでは楽だった」と、笑いながらも、「生き生きとした表情が、受け手には浮かんでくるような感じで、細かい表情なんかも不思議に感じながらできたので、面白かったです」と、映像とストーリーの持つパワーによって、自然に感情移入し、表情が想像ついたという。

 逢笠は、お気に入りのエピソードとして2話目の『ティ・ジャンと瓜ふたつ姫』を挙げ、「出てくるキャラクターがマイペースで自分にそっくりなんです」と、苦笑いすると、坂本も、「2話めだけ私は出ていないんですよ。それで印象に残っているんですけど」と、前置きしながら、「逢笠さんの飄々としたイメージにピッタリで、作品の魅力が増した」と、絶賛した。

 日本語吹き替え版で、少年と少女の声を担当した2人。海外ドラマの吹き替えなどで、週に2、3回は会っている気心の知れた間柄ということで、息もぴったり。

 自信のお気に入りエピソードについては、映画のコピーになっている「どれぐらい私が好き?」というセリフを上げ、「一番ショッキングなお話ですが、意外に感じながら楽しんでもらえれば」と、語った。

坂本真綾、いろいろな「どれぐらい私が好き?」が詰まった奥深い愛の物語をアピール
逢笠恵祐

 また、坂本は今年3月に行われた『東京国際アニメフェア2012』で、本作の特別上映会でオスロ監督と対面を果たしているが、「オスロ監督から、絵本をプレゼントしていただきました。来日したばかりで忙しいスケジュールだったようで、『これから吹き替え版を見る』とおっしゃっていました。自分の演技は怖くて聞けなかったですが、どう思われたか気になりますね」と、ユーモラスに思い出を明かした。

 3Dの魅力について逢笠は、「影絵が3Dになるとこういうふうになる。色彩も鮮やかで素敵でした。後半になってくると、鮮やか度が増してくるので、3Dになったときに見ていただきたい」。

 最後に、坂本は、「フランス語の方もステキですが、映像が美しくて、目で楽しむ部分も大きい。字幕を目で追う時間がもったいなく感じる気がしました。吹き替え版では耳で楽しんでいただきつつ、3Dの世界に溶け込んでいく感覚あるので、全身で浸ってください」と、吹き替え版ならではの魅力を語った。

 逢笠は、「すごく色彩が鮮やかで、話の筋もおとぎばなし特有の突拍子もないことが起こったりします。影絵のキャラもどういう表情しているか、どういう動きをするのか、たくさん想像してみてください」と、影絵ならではの観方で魅力を語った。

 同映画は6月30から新宿バルト9他にて絶賛大ヒット公開中。

 

坂本真綾、いろいろな「どれぐらい私が好き?」が詰まった奥深い愛の物語をアピール
細かい表情も感じられた
坂本真綾、いろいろな「どれぐらい私が好き?」が詰まった奥深い愛の物語をアピール
『夜のとばりの物語』


坂本真綾、いろいろな「どれぐらい私が好き?」が詰まった奥深い愛の物語をアピール
「狼男」
坂本真綾、いろいろな「どれぐらい私が好き?」が詰まった奥深い愛の物語をアピール
「ティ・ジャンと瓜ふたつ姫」


坂本真綾、いろいろな「どれぐらい私が好き?」が詰まった奥深い愛の物語をアピール
「黄金の都と選ばれし者」
坂本真綾、いろいろな「どれぐらい私が好き?」が詰まった奥深い愛の物語をアピール
「タムタム少年」


坂本真綾、いろいろな「どれぐらい私が好き?」が詰まった奥深い愛の物語をアピール
「嘘をつかなかった若者」
坂本真綾、いろいろな「どれぐらい私が好き?」が詰まった奥深い愛の物語をアピール
「鹿になった娘と建築家の息子」
広告