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RAISE A SUILEN高い演奏力とパフォーマンスで日本武道館が揺れた!アンコールなしの全18曲完全燃焼で澄み切った笑み

RAISE A SUILEN高い演奏力とパフォーマンスで日本武道館が揺れた!アンコールなしの全18曲完全燃焼で澄み切った笑み
RAISE A SUILENが日本武道館公演を駆け抜けた

 ライブイベント『「BanG Dream! 7th☆LIVE」DAY2:RAISE A SUILEN 「Genesis」』が2月22日、東京・日本武道館で開かれ5人組ガールズバンド『RAISE A SUILEN』ベース&ボーカル担当でレイヤ役・Raychell、ギター担当でロック役・小原莉子、ドラム担当でマスキング役・夏芽、キーボード担当でパレオ役・倉知玲鳳、DJ担当でチュチュ役・紡木吏佐が、全18曲アンコールなしで駆け抜けた。

 『BanG Dream!(バンドリ!)』とは、アニメ、ゲーム、コミック、声優によるリアルライブなどさまざまなメディアミックスを展開するガールズバンドプロジェクト。

 “RAS(ラス)”の略称でも親しまれる『RAISE A SUILEN(レイズアスイレン)』は、5人組バンド『Poppin’Party(ポッピンパーティ)』『Roselia(ロゼリア)』に続く第3のリアルバンド。2018年1月に開催された『ガルパライブ』にて『Afterglow(アフターグロウ)』、『Pastel*Palettes(パステルパレット)』、『ハロー、ハッピーワールド!』、『Glitter*Green(グリッターグリーン)』のバックバンドを務めたメンバーで構成されており、昨年初旬から『THE THIRD(仮)』として活動。2度の単独ライブを開催後、同年7月に『RAISE A SUILEN』に名前を改め、改名後初の単独ライブを同年12月に両国国技館で開催し大盛況となった。

 会場はアリーナ中央に円形のステージと北側に花道が設置。360度どこからでもメンバーたちが見えるステージに。開演30分前には、シークレットのオープニングアクトとして『BanG Dream!』発のボーイズバンド『Argonavis』が前座で熱唱を見せ、場内の空気をしっかりと温めた。

 Raychellによる影ナレーションの後に開演を迎えると、アタック映像が流れるなか、スタイリッシュにメンバーそれぞれ楽器の前に立つ。小原がギターをかき鳴らすようなソロから始まったかと思うと、5人の音が重なり2月20日発売の新曲『A DECLARATION OF ×××』から幕開け!

 「きょうは思う存分暴れな!」と、勢い良く叫んだRaychellは、同曲の間奏では、小原、倉知とともに激しいヘドバンや、紡木の数度のハイジャンプなど、パワフルなパフォーマンスを連発。2曲目『EXPOSE ‘Burn out!!!’』も新曲となり、こちらも肌に音がビリビリくるサウンドと、全力パフォーマンスで、初っぱなから観客たちを圧倒した。

 メンバーの自己紹介を交えつつ、早速、ゲストコーナーへ突入し、ここでは『RAISE A SUILEN』は、バックバンドとして演奏。トップで登場したのは、『Pastel*Palettes』のボーカル担当で丸山彩役・前島亜美。「パステルパレットも日本武道館にやってきたぞ~!」と、喜びを口にした前島は、同ユニットのフリフリのアイドル衣装で『しゅわりん☆どり~みん』、『もういちど ルミナス』、そして新曲『天下トーイツA to Z☆』と、しっかり爪痕を残した。

 続けて、ポップアップで現れたのは『ハロー、ハッピーワールド!』のボーカル担当で弦巻こころ役・伊藤美来。伊藤は昨年12月の両国国技館公演にも参加しているだけに、ホームのような雰囲気で『RAISE A SUILEN』のメンバーそれぞれに近寄って笑顔をかわしたりハイタッチしながらの歌唱をしたりと『えがおのオーケストラっ!』など3曲を披露。3組目は、『Afterglow』のギター担当で青葉モカ役・三澤紗千香となったが、それまでの2人とは違い、花道をギターを提げて現れ実際に演奏も。小原とツインギター形式となり、演奏中たびたび三澤と小原が向き合いながらギターをかきならすこともあったが、この日のために猛特訓してきたようで「ここに立って本当に幸せです。本当にありがとう!」と、語った。

 コーナーラストは『Glitter*Green』からギター&ボーカル担当の牛込ゆり役・三森すずこ。『Don’t be afraid!』などをステージ狭しと動き回りながらパフォーマンスし、安定のトーク回しでユニット名をコール&レスポンスして楽しんだ。

 ここまで14曲となったところで再び『RAISE A SUILEN』に。そのまま歌唱楽曲ではなく、楽器演奏コーナーへ突入。まずは夏芽のドラム・ソロプレイーで場内の視線を釘付けにすれば、続く小原、夏芽、倉知の演奏では小原とキーボードを肩に提げた倉知が、競うように演奏して最後は背中合わせで演奏するというシビレるような演出も。紡木も加わりDJプレイを披露し、最後はRaychellが登場。伴奏なしの声だけで観客とコール&レスポンスするという「魅せる」パフォーマンスを連発し、日本武道館が揺れた。

 そのまま『UNSTOPPABLE』、『R・I・O・T』を披露しつつ16曲目には新曲で今年5月からヴァンガードのアニメのタイアップにもなるというスローテンポなバラード調の『Takin’my Heart』を初披露。再びの『EXPOSE ‘Burn out!!!’』では観客の1曲まるごとムービー撮影可能という初の試みも行われ、ラストは、『A DECLARATION OF ×××』を熱唱し、観客たちもこの日1番の声を張り上げて一緒に楽しんだ。

 本ライブではRaychellが序盤に予告したとおりアンコールはなし。ライブを一気に駆け抜け、完全燃焼といった様子のメンバーたちは澄み切った笑みをたたえる。そして本日のゲストを呼び出し全員で御礼すると、そのまま5人がステージに残り1人1人思い思いのスピーチをはじめた。

 小原は「日本武道館に立ちたいと思っていた学生の頃の自分に『夢がかなったよ!』と言いたい!」と、喜びを爆発させ「『RAISE A SUILEN』として夢を与える立場になったんだと思ってやっていきたいと思いました。これからも『バンドリ!』、『RAISE A SUILEN』の応援をよろしくお願いします!」。

 夏芽は、「みんなきょうは楽しかったですか?魂、全力でぶつけてきましたか?私も思い切りやりました!」と、観客たちに声をかけると拍手が巻き起こる。自身の夢で目標だった日本武道館に立てたことへの喜びを語り「ここまで来るのに、つらいこととか、ドラム自体辞めようかなと思ったこともありましたけど、信じて続けていることが大事なんだなって。最近すごく実感しています」と、しみじみ。去来するさまざまな思いに胸があふれたのか、涙声で言葉に詰まる姿も見せつつ、「私もアニメ\『BanG Dream! 2nd Season』で、声優に初挑戦させて頂いています。まだはじめたばかりで難しくて、でも、頑張ってやっています。温かく見守って応援して頂けたら嬉しいです」と、呼びかけた。

 「いま、1番感じているのは、本当に感謝の気持ちです」と切り出した倉知は、ファン、スタッフへ厚く感謝し、「『RAISE A SUILEN』のメンバーは5人ですけど、応援してくださっているみなさんと合わせてチーム『RAISE A SUILEN』だと思っているんです。私達はこのチーム『RAISE A SUILEN』の顔として、演技だったり演奏だったりをしていきたいと思っています。これからも、『RAISE A SUILEN』は走っていきますので、盛り上げてくださると嬉しいです!」。

 紡木は、「だって、ここ!日本武道館だよ。どうしよう!?すごくない!もうビックリしちゃう!」と、いまの気持ちをらしさあふれる言葉で伝える。この日本武道館に『RAISE A SUILEN』として立つまでに、中学生のころから声優に憧れる数え切れないくらいのオーディションを受けたこと、そんなとき2017年8月の『Poppin’Party』の日本武道館公演を客席から観ていて、「すごかったの、そのとき!初めて、キラキラ、ドキドキってこのことだと思って!当時の私はここに立つなんて思ってなかったし、いまも気持ちがついてこれてないくらい」。さらに、「『RAISE A SUILEN』の大好きなメンバーに出会えて本当に幸せでございます!」とメンバーたちへの気持ちも吐露すると、瞳を涙で潤ませ、隣りにいたRaychellが肩を貸す一幕もありつつ、「もっともっと上を目指していきたいと思います。私達の大好きな音楽でもっともっとてっぺんを目指すわよ!」と、意気込んだ。

 そして、Raychell。「きょうは本当にありがとうございました。みんな、ペンライト振ってくれる?」と、観客にリクエストし、さまざまな色で場内が染まると「すごい、本当に上までありがとう!ステージの特等席で光るペンライトを見れて本当に幸せです」と、笑顔を見せる。「私、来年、歌手デビューから10年経ちますけど、ここに立つまですごく時間がかかりました。でも、本当に歌をやめないで良かった」と、万感の気持ちを伝え『BanG Dream!』プロジェクトにかかわりここまで来られたことに「本当に嬉しいです」と、噛みしめるようにコメント。そして、「ここがゴールじゃなくて、スタートなんだなって思います。これからもっともっと世界中に『BanG Dream!』プロジェクトのことを広めていけるように、キャラクターとともに成長していきます。応援よろしくお願いします!」と、抱負を語った。

 スピーチを終え、万雷の拍手が送られるなか、メンバーたちは観客達1人1人を見るように、ステージを360度めぐってお礼。最後はRaychellが生声で「ありがとうございました!」と、気持ちをこめたあいさつとともに終演を迎えていた。

 なお、この日は『RAISE A SUILEN』からの大発表として今年7月13日・14日の2DAYS、神戸ワールド記念ホールにて単独ライブを敢行することを発表し、こちらも歓声が上がって盛り上がっていた。

 ■セットリスト
 M1:A DECLARATION OF ×××
 M2:EXPOSE ‘Burn out!!!’
 M3:しゅわりん☆どり~みん
 M4:もういちど ルミナス
 M5:天下トーイツA to Z☆
 M6:えがおのオーケストラっ!
 M7:キミがいなくちゃっ!
 M8:ハイファイブ∞あどべんちゃっ
 M9:That Is How I Roll!
 M10:ツナグ、ソラモヨウ
 M11:Y.O.L.O!!!!!
 M12:Don’t be afraid!
 M13:Glee! Glee! Glee!
 M14:UNSTOPPABLE
 M15:R・I・O・T
 M16:Takin’my Heart
 M17:EXPOSE ‘Burn out!!!’
 M18:A DECLARATION OF ×××

 ※記事内画像は(C)BanG Dream! Project

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