お笑いコンビ『ダウンタウン』浜田雅功がCEOを務める「ごぶごぶフェスティバル 2025」(以下、ごぶごぶフェス)が5月10 日、11日に大阪・万博記念公園もみじ川芝生広場で開催された。《DAY1》の模様をオフィシャルショートリポートでお送りする。
MBSラジオ「ごぶごぶラジオ」(毎週金曜24時30分~25時15分)での浜田雅功の一言から始まった音楽フェスティバル「ごぶごぶフェス」は、2024年5月に初開催。2 度目の開催となった今回も、多くの超豪華アーティストが参戦!2日間で計3.5万人がフェスを楽しんだ。
トップ写真は、浜田雅功 ⓒGOBU GOBU Festival 撮影:渡邉一生
DAY1 のトップバッターは昨年デビュー20 周年を迎えた木村カエラ。満員御礼の客席を見渡し、「短い間だけど、みんな一緒に楽しもう!」と呼び掛け、疾走感漂う『TODAY IS A NEW DAY』から大盛り上がり。MCでは「浜田さんを見るとすごく元気をもらう、不思議だよね」と語り、浜田の息子であるハマ・オカモトにバックバンドでベースを弾いてもらったこともあってか、「2 人とも本当に素敵で、親子でフェスに出るとかすごくない?」とリスペクト。その後も、みずみずしいメロディがもみじ川芝生広場に広がった『Sun shower』や、『リルラ リルハ』『Magic Music』とアッパーなナンバーで沸かせ、『Butterfly』では多くの人が手を振り歌った心温まる風景を演出。今年の『ごぶごぶフェス』の幕開けを飾った。
1 曲目の『P.A.R.T.Y. 〜ユニバース・フェスティバル〜』から躍動感たっぷりに魅せた DA PUMP は、『Dream on the street』でも縦横無尽に舞い踊り、その文句なしの楽しさと華やかさは、フェスに打ってつけのアクトであることを再認識させた。TOMO は昨年の『ごぶごぶフェス』をプライベートで見に行ったほどのフリークで、「まさかここに立てるとは思ってなかったので、めちゃくちゃうれしいです!」と喜びを爆発させる。
圧巻だったのは『ごきげんだぜっ! 〜Nothing But Something〜』、『if…』、『Feelin’ Good -It’s PARADISE-』の3連発で、平成のヒットチューン祭りに大盛り上がり。ラストは、彼らをシーンの第一線へと呼び戻した『U.S.A.』でタオルが回る回る!突如乱入した浜田に『ごぶごぶラジオ』のメンバーも加わり、最終的には全員でボックスを踏む笑いの絶えないコラボとなった。
スキマスイッチは、アコースティックギターを手に熱唱する大橋卓弥(Vo,Gt)とグランドピアノを奏でる常田真太郎(Pf,Cho)が、『LINE』や『逆転トリガー』など持ち前のポップソングをじっくり聴かせていく。その間にぐんぐん空が晴れていく様子に、雨男を自覚する 2 人は「晴れた! 珍しいこともあるもんだ」と大興奮。切なくも美しい旋律に胸が締め付けられる『ボクノート』では、あまりの感動に拍手が自然発生。エバーグリーンな『奏(かなで)』でも、耳を傾ける大観衆が思い思いに肩を揺らす。クライマックスは『Ah Yeah!!』、『全力少年』とドラマチックに駆け抜け、常田の帽子を奪い取りアフロのヅラをかぶせる浜田を横目に(笑)、大橋も驚く見事なコール&レスポンスに沸いたさすがのライブだった。
GENERATIONS は、初っぱなの『Two Steps Back』からクールなダンスパフォーマンスで魅了。矢継ぎ早にぶち込んだワイルドな『Diamonds』、パフォーマー陣のソロパートでも圧倒した『Hard Knock Days』と一気に畳み掛ける。『EVERGREEN 2.0』では巨大なセットの端から端まで横断し、生粋のエンターテイナーたるたたずまいにあっという間にとりこになってしまう。「同じ地元・尼崎の大先輩、浜田さんのフェスにずっと出たいと思っていた」とは数原龍友。初披露となった小森隼プロデュースの新曲『MY GENERATION』は、ASIAN KUNG-FU GENERATION の後藤正文(Vo,Gt)作詞・作曲で、「踊れる邦ロック」をテーマに制作に挑んだビートに自ずと体が動き出す。後半戦は『SUMMER TIME LOVE』を皮切りに『AGEHA』や『Y.M.C.A.』と続け、トドメは着ていた T シャツをタオル代わりに振り回した『NOW or NEVER』!底抜けに楽しい全9曲で存分にアピールした。
DAY1 のヘッドライナーはもちろん浜田雅功。まずは『エキセントリック少年ボウイのテーマ』を、『ごぶごぶラジオ』の面々と軽快に響かせる。ノスタルジックなスライドギターが印象的な『幸せであれ』の後、「ここでガス抜きさせてもらっていいですか?カラオケに行ったら絶対に歌う曲なんです」と、内藤やす子の『六本木ララバイ』を悦に入って歌う浜田に、「止めて止めて!」と駆け寄ったのはハマ・オカモトだ。いわく「ラジオでは共演してますけど、物理的に隣にいるのを皆さんに見られるのは今日が初めて」という初の親子フェス共演に、終始「やりにくいわ~」と返す浜田だったが、親子でセッションした『春はまだか』は、まぎれもなくこの日のハイライトだったと言えるだろう。最後は出演者が次々と呼び込まれ、H Jungle with t の大ヒット曲『WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント~』を、アーティストもオーディエンスも一体となって大合唱。
木村カエラや DA PUMP の TOMO も感極まるなか、親子共々感謝を述べる感動的なラストシーンで初日を締めくくった。(ライター:奥”ボウイ”昌史)
※ロングバージョンのオフィシャルリポートは後日ごぶごぶフェスHP(https://gobugobu-fes.com/)にて公開。
【関連記事】
「ごぶごぶフェス2025」2日間で3.5万人が熱狂!MBSテレビで6月28日午後1時54分から特別番組で放送
浜田雅功、TM西川と口論から顔が近づき、まさかの…【「ごぶごぶフェス」DAY2オフィシャルショートリポート】
セットリスト
《DAY1》
・木村カエラ
M1. TODAY IS A NEW DAY
M2. Sun shower
M3. リルラ リルハ
M4. Magic Music
M5. Butterfly
M6. Twenty
・DA PUMP
M1. P.A.R.T.Y.〜ユニバース・フェスティバル〜
M2. Dream on the street
M3. ごきげんだぜっ! 〜Nothing But Something〜
M4. if・・・
M5. Feelin’ Good -It’s PARADISE-
M6. U.S.A.(LONG ver)
・スキマスイッチ
M1. LINE
M2. 逆転トリガー
M3. ボクノート
M4. 奏(かなで)
M5. Ah Yeah!!
M6. 全力少年
・GENERATIONS
M1. Two Steps Back
M2. Diamonds
M3. Hard Knock Days
M4. EVERGREEN 2.0
M5. MY GENERATION
M6. SUMMER TIME LOVE
M7. AGEHA
M8. Y.M.C.A.
M9. NOW or NEVER
・浜田雅功×ハマ・オカモト(OKAMOTO’S)
M1. エキセントリック少年ボウイのテーマ
M2. 幸せであれ
M3. 六本木ララバイ
M4. 春はまだか (Ba. ハマ・オカモト)
M5. WOW WAR TONIGHT〜時には起こせよムーヴメント〜 (Ba. ハマ・オカモト)