茨城県出身のタレント・磯山さやかと声優・田所あずさが10月26日東京・大井競馬場ウマイルスクエアで行われた「茨城をたべよう収穫祭」のオープニングイベントに大井川和彦茨城県知事と出席。地元・茨城の魅力などをテーマにトークセッションを行った。
(取材・撮影:伊藤直樹©ニュースラウンジ)
トップ写真は、「茨城をたべよう収穫祭」の出展ブースを巡る茨城県出身の磯山さやか(左)と田所あずさ
トークセッション終了後、知事と磯山さん、田所さんの3人は出店ブースを巡り、地元ならでは温かいエールと激励で会話を弾ませつつ、新鮮な肉や魚介、スィーツを試食。ふるさとの味に「美味しい」「なつかしい」と舌鼓を打った。「茨城をたべよう収穫祭」は26日、27日の2日間、行われた。
茨城県は2022(令和4)年農業産出額が全国第3位で、東京都中央卸売市場でのシェアは20年連続第1位と、まさに“首都圏の台所”として様々な食材を食卓に届けている。「東京の人はメイド・イン・茨城。みなさんの身体は茨城県産の食がたくさん入っているんです」(大井川知事)と怪気炎を上げる。そんな“首都圏の台所”茨城県の魅力をより多くの人々に知って、体感してもらおうと『首都圏の台所 茨城をたべよう収穫祭』を東京都内で初めて開催した。
観光大使を務める磯山は「茨城県を東京でこれだけ濃く感じられる場所があるっていうのはすごくワクワクしますね。なんか不思議な気持ちです」と会場を見渡しながら、白いテントと幟の多さに嬉しそう。自身の故郷について「茨城はほんとに自然も豊かで恵まれていて食の宝庫です。私は鉾田市出身なんですけど、野菜もたくさん取れますし、海もあって食に困らなかった。特にメロンの里で有名で、メロンも買ったことがないぐらい。いるだけで癒されると言いますか、ストレスもなくなるような、魅力的なところです。また、地元の鉾田市の方波見牧場(鉾田ハム)さんも今日参加してくださって嬉しいです」と故郷の魅力を述べる。
『ウマ娘 プリティダービー』のシンボリルドルフ役などで活躍する田所さんは「もうほんとに楽しみですよね。食べたいものがたくさんあって楽しみです。メロンまるごとクリームソーダや鹿島灘はまぐり焼きなど、この後時間があったら食べたいなって思います。私は水戸市出身なんですけれども、家の近くが、日本3大名園の偕楽園の近くなので、よく紅葉を見に行ったり梅を見に行ったりして、季節によって景色も色々楽しめるところなのかなと思っております。また、よく学生時代にアクアワールド茨城県大洗水族館に遊びに行っていたんですけど、『タッチングプール』という生き物とのふれあい体験ができる特別プログラムがあるんです。今日、も触れる体験ができるブースが出店されていたので、なかなかない機会ですので、皆さんもぜひ良かったら行ってみてほしいなと思います。先ほど見たらトラザメを触れました」と食とともに、有名な観光スポットやお勧めの出展ブースなどを自身の体験を交えて紹介した。
大井川知事からは、真っ赤に色づいたコキヤの日立海浜公園が見ごろという話や実りの秋、収穫の秋として、栗、メロン、レンコン、白菜、水菜…と、どんどん名前が挙がった。「例えば東京で手に入るメロンの3個に1個は茨城県県産だと言われてますんで、その、ほんとに茨城県で皆さんの食が成り立ってる。茨城のものを食べると、お2人(磯山さん、田所さん)のように綺麗になるんじゃないかなと」と言うと、磯山が「否定しません」と、長年バラエティで鍛えた対応力で、即リアクションして笑いを誘う。
続いて、知事からは茨城県内44市町村が参加した「シン・いばらきメシ総選挙2024」の一般部門グランプリの五霞町(ごかまち)の「シン・茨城あげそば ~パリッ!カリッ!5つの味変シン食感~」と、スイーツ部門グランプリの小美玉市(おみたまし)の「ダイヤモンブラン」を紹介され、磯山さんと田所さんが試食した。
イベントの感想を田所は「こうして茨城のお仕事をさせていただける機会がなかなかなかったので、今回本当にお声がけいただいてすごく嬉しかったですし、久々にこう地元に帰ってきたような茨城の雰囲気を感じられてすごく幸せでした。この後も皆さんぜひ茨城ご飯などなど楽しんで帰っていただけたら嬉しいです」と述べた。
磯山も「茨城は食事もおいしいですし、楽しい体験もできたりしますので、ここでもっと茨城の魅力をたくさん触れ合っていただいて、実際に茨城に足を運んでいただいて、またさらに楽しんでいただければなと思っておりますので、今日はもういっぱい楽しんで帰ってください」と話していた。
最後に大井川知事は、「ここ大井競馬場で初めてとなる茨城の収穫祭、この茨城の魅力が満載しております。是非ですね、今まで知らなかった茨城県の魅力をここで知っていただいて、味わっていただいて、体験していただいて、それで、ぜひね、来週はちょっと週末、茨城県に遊びに行こうかと。そういう風に皆さん考えていただけたらいいなと思います。ほんとに近いですよ。水戸まで東京駅から特急で1時間、筑波は秋葉原からつくばエクスプレスで40分、 あっという間に着いちゃいます。そこでみなさん色々楽しめますので、ぜひ茨城県をこれからも応援してください」と、締めた。
また、茨城県内の宿泊施設で実際に働く若旦那たちが、茨城観光を盛り上げるべく結成した昭和歌謡ユニット『いばらき若旦那』と、総合プロデューサーとして俳優・声優・アーティストとして活躍中の安達勇人氏(いばらき大使)によるライブパフォーマンスで会場を盛り上げた。
10月26日、27日の二日間に渡って開催されたこのイベントは、茨城県産食材を使用した飲食店によるキッチンカーとグルメブースが56店、黒毛和牛の最高級ブランド「常陸牛」のステーキ串や、茨城県の冬の味覚「あんこう」を味わうあんこう肝鍋など、茨城県の食材を使ったグルメが目白押し。茨城県産食材を販売するマルシェブースが30店、市町村の特産品販売や観光紹介などを行う市町村ブースが36店出店。さらに竜神大吊橋のバンジージャンプをイメージした逆バンジーや、鹿島アントラーズコーナーでのキックターゲット、野菜の収穫体験など、多彩なメニューで茨城県の魅力が体験できる。