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ドラマティックシンガー・KAI心をありのまま表現!日本の映画館に1回は行ってみたい

ドラマティックシンガー・KAI心をありのまま表現!日本の映画館に1回は行ってみたい
伸びのある声で心を伝えたKAI

 韓国のドラマティックシンガー・KAI(カイ、30)が7日、都内で5月30日に発売した1stシングル『愛は深く』(ユニバーサル・ミュージック)発売を記念したスペシャルライブイベントを開催し200人が集結した。

 世界的指揮者・カラヤンがその才能を認め、『冬ソナ』の曲を手がけるキム・ヒョンソクら韓国ミュージックシーンのヒットメイカーが楽曲を提供する“美メロ”“泣きの名曲”などを彷彿させる情感たっぷりの名曲を歌う、ボーカリストして知られるKAI。その容姿の良さもさる事ながらクラシックのバリトン歌手として2002年のシューベルト・コンペティションで優勝したり、ソウル芸術高校を主席で卒業するなど、華々しい経歴でも有名だ。

 スーツ姿で颯爽と客席の間から現れたKAI。「みなさんこんばんは、歌手のKAIです。このような素敵なステージで歌わせて頂けて幸せです」と、感謝を。まずは、8月22日に発売されるアルバム1曲目に収録される『愛という名前』を披露。この曲は「僕の経験を思い出に、自分で作詞した曲です。きょうはいろんな曲を披露したいと思います」と、2曲目の『ネッラ・ファンタジア』をイタリア語で。

 今年3月に1度来日しているが、プライベートでも日本好きというKAIは、「週末に来たりして日本の景色を楽しんでいます。桜が好きで代々木公園に行って桜を見たりしているので、来年の春にはもしかしたら僕がいるかもしれません」と、いたずらっ子のようにニコリと笑うことも。ブラームスの交響曲3番をモチーフにした「♪抱きしめても~」のサビの部分に胸が震える『愛は深く』を、伸びのあるバリトンボイスで。続いて『ユー・レイズ・ミー・アップ』を英語で伸びやかに歌唱しファンはその美声に酔いしれることとなった。

 「いま、目の前にみなさんがいてくださること自体が夢のように思います。僕は子供のころから、日本の音楽や、食べ物、映画などが好きでした。『僕は将来韓国と日本を行き来するような仕事をしたい』と母に言っていて、本当に音楽を通じてみなさんにお会いできるのは光栄です」と、人懐っこい笑みを見せると、ミュージカル『ジキルとハイド』の名曲『ディス・イズ・サ・モーメント』を母国・韓国語で歌唱。

 「僕は小田和正さんの歌が好きで、どうしたらあんな風にうまくなれるだろうと勉強したりしたんですが、そこで思ったのは、本当にうまいということは、技術を駆使することではなく、自分の心にあるものをありのままに伝えることだと思うようになりました」と、多言語で歌いながらもそのどれもが、情感が伝わる歌い手としての才能を遺憾なく発揮していた。

 その後、ファンとの握手会を経て、本日のライブの感想を求めると、KAIは気さくに応じてくれ、「日本のみなさんの前で歌うことができてとても嬉しくて、また、とても緊張しました。頑張って全身全霊で一生懸命歌おうと努力をしましたので、きょう来てくださったみなさんが楽しく、そして感動を持って楽しく聴いていただけたなら幸いです」と、充実感からかさわやかな笑みを見せる。

 握手会でのファンとの触れ合いに、KAIは、「いつも、ファンのみなさんに会うのは楽しいですし、何よりもファンのみなさんと会うというのはとても大切な時間だと思っています。そして、きょうは日本のみなさんが僕のことを温かく迎えてくださいまして、終わった後に『KAIさんの歌を聴いて感動しました』って言って下さった。そんなみなさんの姿を見て、僕も感動しました」と、感想を。

 ライブ中に日本の映画のことを挙げていたが、どんな作品を観ているのか尋ねてみると、「本当にたくさんあるんですが岩井俊二監督の『Love Letter』とか『四月物語』、『おくりびと』とか、『かもめ食堂』とかも観てますね。日本の映画館には行ったことがないんですけど、ぜひ、1回は行ってみたいです」と、幅広いジャンルを挙げてくれ、身振り手振りも交えながら、心をつかむような笑顔で答えてくれた。

 8月22日には本日のライブで歌われた曲などが収録されたデビューアルバム『KAI 愛という名前』が発売される。

ドラマティックシンガー・KAI心をありのまま表現!日本の映画館に1回は行ってみたい
ライブでもパフォーマンスを

ドラマティックシンガー・KAI心をありのまま表現!日本の映画館に1回は行ってみたい

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