宮田愛萌 短歌研究院の肩書、作中の短歌は全て自作!日向坂46を卒業するメンバー4人にエール

宮田愛萌 短歌研究院の肩書、作中の短歌は全て自作!日向坂46を卒業するメンバー4人にエール

宮田愛萌 短歌研究院の肩書、作中の短歌は全て自作!日向坂46を卒業するメンバー4人にエール

 アイドルグループ『日向坂46』の元メンバーでタレント、小説家の宮田愛萌が8月9日に東京・ブックファースト新宿店で小説『春、出逢い』(講談社)発売記念会見を開いた。短歌研究員という肩書きを持っている宮田さんのオリジナル短歌約60首も……。

(取材・撮影:©ニュースラウンジ/エッジライン)

 3作品目となる小説は、岩手・盛岡市で毎年8月に開かれる全国高校生短歌大会(短歌甲子園)をテーマにした青春小説。存続の危機に直面していた高校の文芸部を舞台に高校生たちが奔走する物語。オリジナル短歌約60首も収められた作品となっている。

 ピンク色のドレスで現れた宮田さん。2023年に小説『きらきらし』を、今年3月に2作目『あやふやで、不確かな』を発売しているが、本作のテーマ選びへ「前作が恋愛ものだったので、次何書こうかなってなった時に青春ものを書きたいというところから始めました。青春といえば部活だろうと思って」と決めたそう。

 なぜ、短歌だったのかと言うと、「私、元々すごく短歌が好きで、短歌研究員という肩書きを持っているんです。その中で、高校生たちの短歌甲子園っていうものがあるっていうのを知ってじゃあ、それをテーマに書いて、高校生たちとかも短歌を楽しんでもらいたいなっていう気持ちから、それを書こうって決めました」と経緯を語った。

 短歌研究員としての宮田さんの腕前はというと、「登場人物の歌は、ほぼ自分で書いています。友人には初心者の短歌を、私がキャラっぽく手直しをして、すべて自分で書いているので注目してほしいなって」と、ポイントを。

 どんな人に読んでほしい?という問いかけに、「いろいろな方に読んでほしい」というのを前提に「高校生や若い世代の方に読んでいただいて、そのまま、ちょっと文芸部入ろうかなとか、短歌甲子園に出たいと思ってもらえたらいいなって」と、目標を語った。

 そして、「1番伝えたいのは、短歌って面白いよっていうことです。私は短歌始めてまだ全然日は浅いんですけれども、 それでもこの31文字から伝えられることってすごくたくさんあって。言葉を尽くすよりも、逆にこの31文字の方が、伝わることってあると思っていて。なんかどういう言葉を選んだのかとか、あとは送られた時に読み取るかとかがすごく短歌の魅力だと思っているので、そういうものが伝わればいいな」と、熱く語った。

 また、6日に9月18日リリースされる12枚目シングル『絶対的第六感』の活動をもってグループを卒業することを発表した加藤史帆、東村芽依、丹生明里、濱岸ひよりの4人に対してコメントを求められると、「私自身、卒業してから本当に伸び伸びとやらせていただいています。みなさんのお力をいただけるのは、やっぱりアイドル活動があって応援していただいたから。学んだことを大事に、伸び伸びと好きなことをやってほしい」とエールを送った。

 小説『春、出逢い』は1870円(税込)で発売中!

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