人気アイドルグループ『AKB48』の“たかみな”高橋みなみ(21、チームA)、“ゆいはん”横山由依(19、チームK)、“れなっち”加藤玲奈(14、チーム4)、“あんにん”入山杏奈(16、チーム4)が4日、都内・日本赤十字看護大学広尾キャンパス広尾ホールで行われた『赤十字を知ってほしい。もっと。』キャンペーン記者発表会に出席した。
日本赤十字社は、昨年に引き続き『AKB48』をオフィシャルメッセンジャーとし、若者世代に対して赤十字の使命と活動を知ってもらうためのキャンペーンを開始。今回は「赤十字を知ってほしい。もっと。」をテーマに、TVCMやウェブサイトを通じて展開され、メンバーたちも事前に赤十字について学び、AEDの講習も受けるなどさらに成長した姿で臨んだ。
たかみな、ゆいはんは救護服、れなっち、あんにんは白い衣装で登壇。TVCMが場内のスクリーンに写し出され、3バージョン流れた後、たかみなは「昨年に引き続き、オフィシャルメッセンジャーを務めさせていただけるということで、去年よりもひと回りもふた回りも大きくなった自分たちに注目していただきたい。今回は私たち以外にもチーム4の若々しいメンバーの掛け合いにも注目していただければ」と、きょう4日より全国放送されるCMをアピール。
MCから「去年より着こなしが良くなりましたね」と救護服を褒められたたかみなは、「いま着ている2人(自分と横山)は、この2人(加藤と入山)に比べると年を食っているので、様になってきたんじゃないかな」と自虐的に苦笑い。だが、すぐさまたかみなとCMで共演したれなっちが、「凄く緊張したんですけど、たかみなさんが優しくリードしてくださったんで、安心してやることができました」と、先輩を立ててみせる。
これが嬉しかったのか、たかみなは「本当に我が子を見守るような感じ。隣にいても、本当にかわいらしいので」と撮影を振り返り。この日は白い衣装だったが、CMでは救護服を着たれなっちは、「靴が凄く重くてびっくりしたけど、被災地で活動している方たちと同じもので、釘などが刺さらないように鉄が入っていて重くなっていることを知りました」と、感心していた。
あんにんは、「私も今回、赤十字について知ることがたくさんあったけど、私と同世代の方は知らない方が多いと思う。そういう方にも赤十字の活動がたくさんあるんだということを知ってもらいたい」と、同世代に赤十字の重要性を呼びかけ。
CMキャンペーンソング「やさしさの地図」は、今年も総合プロデューサー・秋元康氏(56)が書き下ろしたもので、ゆいはんは「この曲には強いメッセージが込められていると思う。“やさしさを心の地図にして 前に進もうぜ”という歌詞があるんですけど、私も優しさを忘れずに、周りの人たちが、もっともっと笑顔になれたらいいなという気持ちを込めて歌わせていただきました」と、同曲のメッセージについて語る。これにはたかみなも「優しさというのは本当に大事。人に接するときに優しさに満ち溢れていると、相手も優しくなれると思うので。みんなで温かい気持ちで、優しく歌いました」と同調した。
また、赤十字の活動について、初めて知って驚いたことを聞かれ、それぞれが「小中学生が活動している青少年赤十字があるということを知った。(横山)、「AEDの使い方を教えていただいて、私にでも人の命を救うことができると知った」(入山)、「500円玉1枚から赤十字を支えるメンバーになれるということを教えてもらった」(加藤)、「義援金は全額被災された皆さまに届けられていて、赤十字の救援物資、救護活動は日頃から赤十字を支える方からの活動資金で支えられていて、義援金と活動資金には違いがあることを学んだ」(高橋)と返答。
最後に、改めてたかみなが「私たち『AKB48』は、歌やパフォーマンスを通して、たくさんの方に笑顔を届けたいという思いで活動しています。被災された方々を応援する『誰かのためにプロジェクト』も続けています」と、締めの挨拶を。さらに「苦しんでいる人を一人でも多く救いたい、笑顔を取り戻すまで寄り添い続けたいという赤十字の使命と私たち『AKB48』の志は一緒だと感じています。自分たちにできることを始めたいという思い、熱い思いが皆さんにも必ずあると思います。ぜひその思いを忘れずに、私たちと一緒に行動していただければ嬉しいと思っています」と熱いメッセージを送った。
この日は囲み取材なしということで、フォトセッション時、リポーター陣がジワジワとステージに近づき、ひと区切りついたところでたかみなに「総選挙近いですが、いまの気持ちは？」と質問が飛ぶ。これにたかみなは、「あと2日なので、ちょっと緊張してきました」と答え、速報では5位だったものの「目指すところですか？ やっぱり応援してくださる方がいるので、1位を目指さなきゃいけないと思うけど、一つでも順位が上がれば嬉しい」と素直な気持ちを語る。
たかみなにとっても「姉妹グループからみんなどんどん上がっていますし、どういう順位になるのか、私自身も凄い楽しみにしています」と、総選挙の行方は楽しみなようで、日本だけでなく、世界でもネット配信されることが決定してことについて、「日本だけでなく、たくさんの方に注目していただきたいイベントでもあるので、一人でも多くの方に見ていただければ嬉しいです」と笑顔。
なおもリポーターが「できたらセンター獲りたいですよね？」と食い下がると、たかみなは「本当言わせようとしますよね～！」とこぼし、報道陣も爆笑！ しかし、「でも、やっぱり参加している子はみんなセンター狙ってるわけですから。私自身も狙ってなきゃいけないなと思います」と、センター獲りへまんざらでもなさそう。「客観的に見て、1位予想は？」という問いかけには、「言えないですよ～！ それは当日まで誰もわからないことなので、それは言わないです」と明言しなかったが、秘策については「何か願掛けで」と答えてみせた。
きょう4日から、同キャンペーンサイト(http://www.jrc-akb48.jp)が公開される。
