一般社団法人実務能力開発支援協会は、一般財団法人職業技能振興会との共同で、「給与計算実務能力検定試験(R)」に新たに3級試験を設け、2024年5月8日からその受験が可能となります。この新級は、給与計算の基礎を学びたい初学者を対象に、より広範な労働市場への参加を促すため設立されました。
背景と趣旨
市場の需要増加: 給与計算の知識が求められる場面が増加しており、特に法改正や労働形態の多様化に伴い、この領域の専門知識が重要視されています。デジタル化とのバランス: デジタルツールの進化にも関わらず、給与計算では依然として高い精度と法令遵守が求められ、実務者の役割は不可欠です。労働コンプライアンス: 労働法の遵守と正確な給与計算は、社会全体の公正を保つために必要不可欠です。
試験の特長
1. 学びやすさ: 講座と試験がセットになっており、初学者でも給与計算の基本を理解しやすい構造です。2. アクセスの容易さ: 完全オンラインで提供されるため、どこからでも学習と受験が可能です。3. 実務の基礎固め: この試験を通じて、給与計算の基礎知識と実務技能を効果的に身につけることができます。
試験内容科目: 給与計算の基礎知識、社会保険、税関連知識など。形式: 複数選択問題と計算問題からなる、全30問の構成。受験料: 一般受験者は10,000円（教材費含む）、学生は割引適用あり。
対象者初心者や給与計算未経験者。給与計算の基礎を学びたい人材。人事や労務に関わる業務に従事している、または従事を希望する者。
将来的な見通し
スキルアップのチャンス: この3級試験は、給与計算のさらなる専門性や上級資格へのステップとなります。職場での活用: 取得後、実務に即して活躍することが期待され、企業内でのキャリアアップにつながります。
