サイレックス・テクノロジーと日立建機が「切れない無線空間」の実現に向け共同検証を実施

サイレックス・テクノロジー株式会社と日立建機株式会社が、建設現場での油圧ショベルなど建設機械の遠隔操作に必要な安定した無線通信環境の構築に向けた共同検証を行いました。

検証背景

施工現場では安全性の向上、生産性の強化、労働環境の改善、および労働力不足の対策が求められています。これらの課題に対応する一つの解決策として、建設機械の遠隔操作や自動運転技術の需要が高まっています。

検証内容

サイレックスと日立建機は、油圧ショベルを始めとする建設機械3台の遠隔操作に必要な無線環境構築に関する検証を行い、300m四方×nの施工現場でも安定した通信環境を提供することに成功しました。

サイレックスの技術概要

独自メッシュアルゴリズム: 広範囲の施工現場での無線LAN構築を可能にする技術。施工現場の変動に強い自己診断と自己修復機能を有し、安定した無線通信を実現します。無線バックホールの冗長化: 5GHz帯と2.4GHz帯を使用し、通信が途切れた場合でもバックアップ通信路を自動で選択し、通信の維持を可能にする技術。ツインAP: 建設機械の遠隔操作に必要なデータ通信を2つのアクセスポイントで分担し、安定した遠隔操作を実現する技術。

今後の展開

サイレックスと日立建機は引き続き、安定した建設機械の遠隔操作実現を目指し、様々な要件と課題解決のための検証を進めていく予定です。また、サイレックスは「第6回 建設・測量生産性向上展(CSPI-EXPO 2024)」にて、安定した屋外遠隔通信の動態展示を行う予定です。

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